現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

12年ぶりにマクドのコーヒーを飲んで気づいた「比べ方」の話

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ここ数年ほぼ毎朝
コンビニコーヒーを
飲んでから出社しています。

 

 

150円で淹れたてが飲める。
安いのに美味しい。
なんであんなに美味しいんでしょうね。

 

もはや朝の習慣です。

 


一方で
マクドナルドのコーヒーには
苦い記憶があります。

 

2014年。
転職したばかりの頃
外出先の時間調整でマクドに入りました。

 

はじめてコーヒーを頼んでみた。
正直に言うと、美味しくなかった冷や汗 (顔)

 

それ以来ずっとマクドではコカコーラ。
コーヒーを頼むという選択肢はありませんでした。

 

それから時は流れて約12年。
2026年のある日、たまったポイントで
コーヒーが飲めることに気づきました。

 

外出先の時間つぶし。
どうせタダだし久しぶりに頼んでみるか。

 

飲んでみて驚きましたexclamation
美味しいdouble exclamation
あの頃とはまったく別のコーヒーです。

 

 

 

IT参謀会話

じゃあ毎朝飲んでいる
コンビニコーヒーと
どっちが美味しいんだろう

そんなことを考えていたときに
出会ったのが
世界一のバリスタ井崎英典さんの記事でした。

 

井崎さんは2016年頃から
マクドナルドのコーヒー開発に関わり
2018年にリニューアルを完全監修しています。

 

マクドのコーヒーはハンバーガーやポテトと
一緒に飲む前提で作られています。

 

一番多いのはセットメニューで
コーヒーを選ぶパターン。

 

だから単体の美味しさではなく
食事と合わせたときの
バランスが設計の軸、とされていました。

 

一方コンビニコーヒーは単体で完結する設計。
コーヒー目当てで来店させて
ついでに他の商品を買ってもらう構造です。

 

この記事を読んで気づきました。

 

同じ150円前後のコーヒーでも
設計が違うものを
「どっちが美味しいか」
と比べること自体がナンセンスなのだと。

 

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比べる軸を間違えると正しい判断はできない

これは会社の中でもよく起きています。
「前任の○○さんはもっとできたのに」
「隣の部署のアイツは優秀なのにウチのは…」

 

こういう比較を
無意識にやっていませんか。

 

でも考えてみてください。

 

前任と今の担当者では
役割も場面も抱えている課題も違います。

 

隣の部署と自分の部署では
チームの構成も求められる成果も違う。

 

マクドとコンビニのコーヒーを
同じ「美味しさ」で比べるのと
同じことです。

 

人を見るときに大事なのは
他人との比較ではなく
その人自身の変化です。

 

先月できなかったことが
今月できるようになった。
去年より確実に一歩前に出ている。

 

そこに目を向けられるかで
組織の空気は変わります。

 

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世界一のバリスタは全店舗には立てない

もうひとつ
この話で気づいたことがあります。

 

マクドのコーヒーを
毎日お客様に出しているのは
現場のスタッフです。

 

世界一のバリスタが
全国の店舗に立てるわけがありません。

 

じゃあどうやって
品質を保っているのか。

 

マシンとレシピと手順。
つまり仕組みです。

 

誰がやっても同じ品質が出る設計を
バリスタが作った。

 

現場のスタッフが毎回判断しなくても
仕組みが品質を支えている。

 

これは会社の組織でも同じことが言えます。

 

あるクライアント先での話です。

 

新規顧客の開拓は
営業担当が各自の判断で動いていました。

 

誰がどこにアプローチして
どんな反応があったのか。
他のメンバーにはまったく見えない。

 

完全なブラックボックスです。

 

そこでメールマーケティングの
仕組みを提案しました。

 

送り先のリストは事務方がピックアップ。
定型文の送信も事務方が行う。
返信が来たらそこで初めて営業につなぐ。

 

営業の「個人の勘と経験」に
頼っていた部分を
仕組みに置き換えたんです。

 

結果
新規顧客の獲得数は倍増しました。

 

「指示しなくても動ける」というのは
人が特別に優秀だからではありません。

 

仕組みが優秀だからです。

 

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人・しくみ・関係性

コーヒー1杯の話から
だいぶ遠くまで来ました。

 

でも本質は同じです。

 

比べる軸を間違えず
人をその人自身の変化で見る。

 

仕組みで品質を支え
個人の力量に頼りすぎない。

 

そしてこの二つが機能するためには
もうひとつ必要なものがあります。

 

関係性です。

 

どれだけ良い仕組みがあっても
上司と部下の間に信頼がなければ
仕組みは形だけになります。

 

どれだけ成長を見ようとしても
「見てくれている」と本人が感じられなければ
変化は止まります。

 

人・しくみ・関係性。
この三つが揃ったとき
組織は動き出します。

 

マクドのコーヒーが変われたのは
バリスタの腕だけではありません。

 

設計を信じて現場で動く人がいて
それを支える仕組みがあって
「変わろう」という意志を共有できる関係性があった。

 

あなたの会社の「比べる軸」は
合っていますか。

 

今朝の一杯。

 

 

具体的な進め方が気になる方はこちらへ。

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。