現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

所さんの一言で気づいた。「AIのJAF」が必要な理由

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先日Facebookで
『スーパートコロ辞典』の一節が
流れてきました。

 

所ジョージさんが
日常のモノやコトバを
独自の視点で解釈したムック本です。

 

気になってその場で
Kindle版を購入しました。

 

 

この本の冒頭には
こう書かれています。

 

 

これは論説でも主張でもなく
自分なりの感じ方を
書いているだけです。

でもその所さんの「感じ方」が
本質を突いてくるんですよね。

 

 


「電気仕掛け」に書かれた自動運転の話

「電気仕掛け」の項(P.108)で
所さんがクルマの自動運転について
こんなことを書いています。

 

「その上、国がもっと電気仕掛けにしましょう!って
推し進めちゃってるでしょ。

 

(中略)

 

AIで全部やっつけちゃいましょうとかさ。

 

100歩譲って、推進してる政府の人たちが、
全部わかってやってるならまあいいかもしれないけど、
わかってのかね?」

 

所ジョージ『スーパートコロ辞典』P.108より引用

 

さらにこう続きます。

 

「クルマの自動運転モードなんかさ、
安全ですよ~って、クルマを的確に取り扱えない人に
向けて作って、売ろうとしてるわけじゃん。

 

でも、センサーとかGPSとか、
コンピュータで動いてるわけだから、
もし運転中に急に壊れたら、とっさに人が
リカバリーしなきゃいけない。

 

となったら、自動運転に慣れ切っている人だったら、
事故を起こすでしょ。」

 

同書P.108より引用

 

所さんらしい軽やかな口調です。
でも言っていることは
本質を突いています。

 

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これはAIエージェントにも同じことが言える

この話を読んで真っ先に思い浮かんだのは
最近流行りのAIエージェントのことです。

 

先日ある勉強会仲間と
話していた時のこと。

 

 

士業の方々のグループで
AIエージェントを使って
アプリを作っているという話を聞きました。

 

そこでちょっと気になったので、

 

IT参謀会話

プログラミングやセキュリティの
知識がある人のチェックなしで
もし外部に出すとしたら危ないですよ。

と伝えました。

 

「プログラミング知識不要でアプリが作れます」
という時代です。

 

でも「作れる」ことと
「安全に動かせる」ことは
まったく別の話です。

 

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作ることと公開することは別の知識

AIエージェントの研修で
よくあるワークにLP制作があります。

 

LP自体は作れます。
きれいに仕上がる。

 

でも実際にWebに公開するとなると
話が変わります。

 

サーバーの設定。
ドメインの紐付け。
SSL証明書の取得。
公開後の保守と運用。

 

作ることと公開することでは
必要な知識がまるで違います。

 

ましてやデータベースを使うシステムや
決済が伴うサービスで
セキュリティの設計を素人に任せられますか?

 

私自身C言語エンジニア時代に
プログラミングの大変さや
テストの重要性を身をもって知っています。

 

だからこそAIがコーディングから
デバッグまで自律的にやってくれることは
本当に素晴らしいと思う。

 

だからこそ怖さもわかります。

 

銀行のシステム統合のような案件を想像すると
AIだけに任せるなんてまだまだ怖いバッド (下向き矢印)

 

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あなたの会社に「AIのJAF」はいますか

クルマが高速道路で止まったらどうしますか?

できることはひとつ、JAFを呼ぶことです。

 

AIエージェントで作ったシステムも同じ。

 

動かなくなった時。
セキュリティに穴が見つかった時。
想定外の動きをした時。

 

その時に呼べる人がいるかどうか。

 

私はAIエージェントを否定しません。
むしろ推しています。

 

トラブルの多くはAIに聞けば
解決できることも事実です。

 

だから「経験者の意見を聞け」
とも思いません。

 

ただひとつだけ。

 

プログラムの中身や
セキュリティの勘所を見ることができる人を
身近に一人は見つけておいてください。

 

「自動運転モードを使用していいのは、
MT車10年の後に、AT車10年の経験がある人だけです!
って言う風にしたらいいんじゃないかな。」

 

同書P.109より引用

 

AIエージェントも同じです。

 

中身がわかる人が使えば
強力な武器になる。

 

でも中身を知らないまま走り続けるなら
高速道路で止まった時に
できることは何もありません。

 

所さんの言葉を借りれば
「とっさに人がリカバリーしなきゃいけない」

 

その時に動ける人がチームに一人いるかどうか。

 

あなたの会社にとっての
「AIのJAF」はいますか。

 

それだけで取り返しのつかない事故を
防げる場面があります。

 

AIで何でも作れる時代です。
だからこそ「中身を見れる人」の価値は
むしろ上がっています。

 

具体的な進め方が気になる方はこちらへ。

 

お問い合わせはこちら

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。