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vol.698

正月2日目の夜は
『逃げるは恥だが役に立つ
ガンバレ人類！新春スペシャル！！』

はじめは正直、
あまりおもろないなー、
寝ようかなーと思いながら
みてました。

でも途中からドラマに
引き込まれてる自分に気付く。

結果、今の経営に響く
キーワード満載
だったことが分かりました。

妊娠出産編

前半は妊娠、出産の話。

初めての経験に
あたふたする二人を見て
自分の20年前を思い出しました。

今思えばまったく出産、育児に
参加していなかった20年前。

ひどいつわりに苦しむ
妻の身体の心配はしたけれど、

つわりは病気ではない
みたいなのを真に受けて、

自分は自分の生活ペースを
常に保っていたな、と。

出産のときに自宅から病院まで
クルマを走らせたくらいで、

出産に立ち会ったくらいで
「協力した」
と思っていたあの頃。

生まれた後も、たまの休みの日に
おむつを替えたくらいで
「手伝ってる」感
を抱いていたあの頃。

新垣結衣さん演じる
みくりさんの苦悩を見ながら、

私の妻は当時
大変だっただろうな

と今頃思い至る。

このドラマを見なければ
私は死ぬまで分からなかった境地。

（ドラマとはいえ）
初めての妊娠、出産で
この境地にたどり着いた
みくりさんとヒラマサさんには
尊敬しかない。

リアルで一人で
やり通してきた私の妻には

尊敬と感謝
しかない。

当時は自分も仕事に必死で
そんなことを考える
余裕がなかった。

後悔先に立たず。

ならば、今気付いたことを
これからどう活かすか。

コロナ編

後半の1時間はドラマの中も
コロナ禍に見舞われましたね。

ムズキュンを期待してたドラマに
ここまでリアルを描かれると、

正直観ているのが
つらい部分もありました。

でも今はフワフワと現実離れした
ファンタジーよりも

リアルを描くほうが
最後は心に残るなと思った
コロナ編。

感じ方は人それぞれ
だと思います。

ノートパソコンを渡すことさえ
手渡しではできず、

生まれたばかりの我が子を
この手に抱くこともままならない。

そんな、二人の距離が
どんどん開いていく状況に
身につまされた人もいれば、

ドラマだからと
笑ってみていられる人も
いるでしょう。

住んでいる地域の状況や
自分自身の考え方次第で、
捉え方、感じ方は異なります。

リーダー編

リスクマネジメントは
プロジェクトリーダーの仕事でしょ
っていう場面がありました。

帰ってこられる環境を
普段から作っておくこと

それが職場におけるリスク管理
と発注元に対して言い切る

沼田さんのキラーパス！

パワハラ、セクハラの塊
みたいな人が

社長にたてついてまで
リモートワークに切り替える
神対応を見せる。

一方の現実社会では
私のまわりの出来事として

会社の経営者が変わり

希望退職を募った時、
私に罵声を浴びせた
上司の顔

倒産した時、声を上げた社員
に対する経営陣の
塩対応

いろんなことが走馬灯のように
よみがえりました。

今のこの状況なら
あの人たちは
どんな判断をするのか…

さて、どうする？

日本の論点満載
の逃げ恥SP。

妊娠、出産、育休、選択的夫婦別姓、時短勤務、つわり、子宮体ガン、独身、LGBT、男らしさ、新型コロナウイルス、リモートワーク、休業・・・

今の日本は私たちが若かった
20年前にはなかった言葉や
昔とは重みが違う言葉がたくさん。

これだけ環境が変わったのに、
そこに生きる自分たちが
変わらないほうがおかしい。

このドラマのどの場面で、
誰の言葉や態度に
共感できるか。

経営者としての
感性が試されるドラマでした。

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