なんか、うまくいってない」の正体|
会社の詰まりと可能性を見つけるブログ

VIVANT2の別班が教える、社員に渡さなくていい情報

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※日曜劇場『VIVANT』シーズン2の
第3話までの内容に触れます。

 

日曜の夜は『VIVANT2』を見ています。

 

 

シーズン1のときからそうです。
誰が味方で、誰が敵なのか。
毎回そこに引き込まれます。

 

第3話を見ていて驚きました。

 

主人公の乃木は
自分の会社の専務が
自分と同じ別班員だと
知りませんでした。

 

知らないので
乃木は専務から身を隠します。

 

そして専務の側も
東南アジア方面の責任者でありながら
自分の会社の社員が別班員だと
知りませんでした。

 

上も下も、お互いを知らない。

 

それでも二人は合流しました。

 

国のために動く人たちが
すぐ隣にいる同僚の正体すら知らない。

 

IT参謀会話

それでも動けているのにびっくり!

 

 


「全部見せたほうがいい」と言われます

 

IT参謀会話

情報はできるだけ全員に
すべてを見せたほうがいい、ですか?

隠しごとのない会社がいい。

社長が何を考えているかも
数字も経営の状況も
全部オープンにする。

そのほうが社員は自分で
考えて動くようになる。

そう言われます。

言いたいことは分かります。

 

知らされないまま動かされるのは
気持ちのいいものではありません。

情報を止めると現場は
「どうせ何も教えてもらえない」
と不満を持ちます。

 

ただ、全部見せれば
動くようになるのかというと
そこは違います。

 

VIVANT2の別班員が
お互いを知らないのには
理由があります。

 

知っていると、そこに違和感が生じ
正体がばれる恐れがあるからです。

 

足がつくようなことは
少しでもしない。

 

それに、一人ひとりの能力が高い。
自分の担当は自分で処理できる。
処理できない事態になったときだけ
別の別班員が加わる。

 

 

現場は全体を知らない。でも動ける。
全体を知っている人が
必要なところに必要なだけ伝えている。

会社に置き換えると
渡さなくていい情報は2種類あります。

 

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① 知っても、仕事に使わない情報

例えば社長が今日、
【会社に】いるのかいないのか。

 

社員にとってこの情報は
要りますか?

 

来客があったとき。
電話がかかってきたとき。
確認を取りたいとき。
承認をもらいたいとき。

 

いるかいないかで
社員の動きが変わります。

 

分からなければ、まず探します。
席を見に行って
いなければ誰かに聞いて回る。

 

あらかじめ今日、社長が社内に
いるかいないかが分かっていれば
この無駄な時間は発生しません。

 

では
社長がいま、【どこに】いるのか。

 

これは要りませんよね。

 

北海道でもハワイでも
会社にいないことに
変わりはないからです。

 

どこに行ったのかまで気になるのは
仕事に必要だからではなく
興味本位でしょう。

 

ガラス張りにすべきだという話の中には
この興味本位の部分が
かなり混ざっています。

 

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② 知らせると、手を抜かれる情報

もうひとつがこれ。

 

例えば製造単価を現場に伝えない。

そういう会社は珍しくありません。

 

この仕事が1個1万円なのか
1個10円なのか。

 

10円だと知った現場が
「こんな仕事に丁寧さは要らない」
と考えてしまうことを
経営側が心配するからです。

 

でもそれは社員の側から見れば
隠しごとです。

 

単価は仕事の値段であって
仕事の丁寧さを決める材料ではありません。

 

なのに人間は
安いと知れば手を抜きたくなります。

 

伝えたことで仕事が雑になるなら
伝えないほうがいい情報はあります。

 

情報を渡すかどうかは
その人がその情報を持ったときに
仕事の判断が良くなるかどうかで決めます。

 

良くなるなら渡します。
仕事が雑になるなら渡しません。

仕事に関係ないなら
それは情報ではなく興味本位です。

 

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全体を知っているのが、社長しかいない

VIVANT2の別班の話に戻ります。

 

現場が全体を知らなくても
別班という組織は動きました。
ただし条件があります。

 

全体を知っている人が
どこかにいることです。

 

 

上層部が全体を知っていたから
乃木は指示に従うだけで動けました。

 

会社も同じです。

 

現場が全体を把握していなくても
仕事は進みます。

 

問題は
全体を知っているのが
社長しかいない会社が多いことです。

 

たとえば社長の決裁が
要る場面があります。

 

高額な設備を買うとき。
新しいサービスを契約するとき。

 

社長の承認を得ないと
進められません。

 

そして

IT参謀会話

確認を取りたいときに限って
社長は出張中。

そんなことが前職でもよくありました。

 

これはガラス張りにすれば
解決する話ではありません。

 

社長が知っていることを
全員に知らせれば
動くようになるかというと
なりません。

 

知らされた側は
それをどう使えばいいのか
分からないからです。

 

全部見せることを目的にすると
見せる情報が増えて
現場が読む時間だけが増えます。

 

知らなくていいことまで知って
余計な感情が生まれます。

 

そして肝心の
「今日、社長が会社に
いるのかいないのか」
が誰にも分からない。

 

決めるべきなのは
何を見せるかではありません。

 

社長がいなくても決まる範囲を
どこまでにするか。

 

そこです。

 

見せるか隠すかで悩んできた方と、話してみたいです。

 

  • 考え方が近いと感じた
  • 自分の会社は違うと思った
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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。