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vol.804

今日の日経新聞の
1面に踊った文字

中途採用10年ぶり伸び

そして

DX人材底上げ

DXって何？

最近よく聞くこの言葉、
説明できますか？

かくいう私の部署も実は
DX事業部なんですが（笑）

中小製造業にも
DXって関係あるの？

今日はそんな話を
してみたいと思います。

私は大阪の
金属表面処理加工業、
新免鉄工所で
DX事業を担当しています。

DXとはなんのこっちゃ？

デジタルトランスフォーメーション（DX）とは

 

ビッグデータや人工知能（AI）などの
IT（情報技術）を駆使して、

 

ビジネスモデルやサービスを
変える取り組みを指す。

 

単なるITの活用による
効率化にとどまらず、

 

業務や組織の運営、
企業文化を大きく
改革することを目指す。

 

（4月19日付日経新聞朝刊3面
「きょうのことば」より引用）

え、よくわからない？

①今まで店頭で販売していた商品を
オンラインショップでも
売るようになった。

売り上げが伸び、
利益率が上がった。

バンザーイ！

②出勤、退勤時の打刻が
タイムカードからスマホになって、

事務所に戻らなくても
打刻できるようになった。

集計も自動でできて
総務の手間も減った。

バンザーイ！

③生産設備のエラーが
今まではパトランプと警報だったが、

センサーを取り付けて
無線で飛ばすことで

スマホに通知がくるようになり
メンテナンス効率が上がった。

バンザーイ！

これすべて、
DXではありません。

①はIT化。

ITとはInformation Technology、
つまり情報技術の略です。

ネット販売と言っても
実際に決済されて
モノが消費者に届くのは
リアルでも同じ。

現物が目の前にあるのではなく、
その写真や大きさ、色形といった
見た目や機能がデータ＝情報となって
提供されている状態がIT化。

そういう意味ではホームページは
営業プロセスのIT化です。

②はデジタル化。

今まで時間がタイムカードという
紙に印字され、

それを毎月目で見て
集計していたものが、

打刻した時点で数値となって
打刻機やサーバに保存され、

エクセルで集計できるように
なった状態がデジタル化。

③はIoT化。

Internet of Things、
つまりいろんなものが
インターネットにつながるということ。

エラー検知はこれまでもできていたけど、
現場に行って確認しないと
分からなかったものが、

出張中でもトイレに行ってても
生産設備が止まった！
っていうのが分かるようになった状態。

この状態になると停止時間も
情報として蓄積されていくので、

いつ何を生産していて
よく止まるのか、
分析もできるようになる。

じゃあDX化は？

【徹底解説】「DX = IT化」と思っていませんか？ 基本・成功のポイント・事例を紹介 | SELECK [セレック]

最近、インターネットや書籍などで「DX（デジタルトランスフォーメーション）」という言葉を頻繁に見かけるようにな…

SELECK [セレック] | デジタル人材のためのメディア

上の記事に事例があったので
ひとつピックアップしてみると

↓

ITシステムで情報共有を進め、

評価制度を整えて組織改革。

なんだ。

うちの会社で
やってることと
同じじゃん。

Chatworkで
個人間でのやり取りだった
案件情報を見える化。

Dropboxで
資料を共有化。

生産管理システムで
製造現場と管理部門をつなぐ
取り組みを進行中。

そして

人事考課制度の構築
にも取り組み中。

富山県の営業所と大阪本社
はZoomで毎週つないでるし。

あ、そうか。

だから
DX事業部
なんだった（笑）。

ダテにDX事業部って
名乗っているわけではないので
念のため。

あとはこの取り組みを成就させ
組織改革を実現させることができたら、

中小製造業の皆さんにとっての
わかりやすい事例になると思うので、

随時情報発信を
していきますよ～。

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