現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

答えを先に決める会社は何をやっても変わらない

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今日は朝から映画
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を
アマプラで改めて観ました。

 

 

この映画、3月の公開時にも
このブログで取り上げています。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観て気づいた——情報が流れない組織は、最後のパスしか残らない

 

あの時は「情報の流れ」の話として
書きましたが
今回は改めて観て
まったく別のことを
考えていました。

 

主人公は宇宙船の中で
目を覚まします。
記憶がない。
ここがどこかもわからない。

 

なぜ自分がいるのかも
わからない。

こんなの、普通なら
大パニック状態です。

 

でもこの主人公は
最初にやったことが
違いました。

 

目の前にあるものを
観察したんです。

 

計器を確認し
自分の体の状態を把握し
わかることと
わからないことを分けた。

 

そこから一歩ずつ
状況を理解していきます。

 

この場面を観ながら
ずっと仕事のことを
考えていました。


「原因はわかってる」が一番危ない

うちの問題は人手不足だ

若手が育たないんだよ

現場に危機感がないんだ

経営者の方と話すと
こういう言葉をよく聞きます。

 

お気持ちはわかります。

 

毎日現場を見ているからこそ
そう感じるのでしょう。

 

でもこれは観察ではなく
「診断」です。

 

まだ情報を集めていない。
まだ現場の声を聞いていない。
なのにもう答えが決まっている。

 

その「答え」に基づいて

もっと頑張れexclamation

意識を変えろexclamationexclamation

危機感を持てexclamationexclamationexclamation

と号令が出ます。

現場は動きません。

 

当然です。
原因が別の場所にあるなら
いくら号令をかけても
流れは変わりません。

 

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観察とは「答えを決めない時間」

私はもともと
C言語のエンジニアでした。

 

プログラムが動かないとき
最初にやることは
ログを見ることです。

 

「たぶんここが原因だろう」
と推測でコードをいじると
大抵もっとひどくなる。

 

まずログを読む。
エラーがどこで出ているか。
どの順番で処理が止まったか。

 

それを観察してから
仮説を立てる。

 

この順番が逆になると
何時間やっても直りません。

 

ちなみに私は
スパゲティコードを
量産するタイプだったので
プログラマとしては
正直向いていませんでした(笑)

 

でも「ログを見て
状況を整理する力」だけは
確実に残りました。

 

 

今は製造業の会社で
ひとり情シスをやっています。

ネットが繋がらない!

こういう連絡が来たとき
まず慌てない。

 

全社なのか
特定のPCだけなのか。
有線か無線か。
いつからか。
何か変えたか。

 

状況を観察して整理してから
仮説を立てます。

 

今ならAIの力も借りて
原因を絞り込みます。

 

必要なら外部の
専門業者にもつなぎます。

 

これまでルータの不良も
電話主装置の基盤故障も
LANケーブルの接続間違いも
経験してきました。

 

原因はいつも
予想外の場所にあります。
共通しているのはひとつ。
慌てて触ると悪化する。

 

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あなたの会社で最後に「観察」したのはいつですか

映画の主人公は
絶望的な状況でも
パニックにならなかった。

 

観察し
仮説を立て
小さく試した。

 

この順番だから
前に進めたんです。

 

ネットワーク障害も
プログラムのバグも
会社の経営課題も
実は同じ構造です。

 

人が辞める。
採用できない。
社長が忙しい。

 

幹部が育たない。
利益が出ない。
バラバラに見える症状。

 

でも観察してみると
同じ場所で
流れが止まっていることが
あります。

 

そこが
会社の本当の詰まりです。

 

でもそれは
先に「答え」を決めてしまうと
見えなくなります。

 

「人手不足が原因だ」と
決めた瞬間に
他の可能性が
視界から消えるんです。

 

映画の主人公が
生き延びたのは
答えを決めずに
まず観察したからでした。

 

あなたの会社で
最後に「観察」したのは
いつですか。

答えを決める前に
一緒に観察してみませんか。

 

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。