現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

ブレードランナーが教えてくれた「消していい記憶」なんてないということ

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先日ブレードランナーと
その続編の2049を続けて一気観しました。

 

 

 

 

SF映画だから
未来の話だと思っていましたが

 

観終わったあと頭に残ったのは
未来ではなく自分の仕事の話でした。

 

 


レプリカントという存在

ブレードランナーには
レプリカントが出てきます。
アンドロイドと言ったほうが
分かりやすいかも。

 

 

見た目は人間と変わりません。
記憶も持っています。

 

でもその記憶は
誰かが意図して
植え付けたものです。

 

本人はそれを
自分の記憶だと信じて
生きています。

 

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記憶には痛みが要る

ブレードランナー2049に登場する
アナ・ステリン博士。

 

彼女はレプリカントに植え付ける
記憶を設計する専門家です。

 

その哲学に私は心打たれました。

「完全に幸せな記憶だけでは
おとぎ話にしかならない」

だから彼女はあえて
痛みや孤独や後悔を
記憶に混ぜます。

 

そうすることで
レプリカントはその記憶を
「自分のもの」だと
心の底から信じられる。

 

きれいなだけの記憶は
誰のものでもありません。

 

痛みを含んだ記憶こそ
その人のものになるのです。

 

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マニュアルだけでは人は育たない

これを聞いて現場の
新人研修を思い出しました。

 

 

新人にマニュアルを渡す。
手順を教える。
成功のパターンを伝える。

 

それはいわば
きれいな記憶だけを
植え付けているようなものです。

 

でも実際に人が育つのは
そのあとです。

 

現場で泥をかぶる。
判断を間違える。
悔しい思いをする。

 

その痛みを経て初めて
「自分たちの仕事だ」という
感覚が芽生えます。

 

アナ博士がやっていたことは
まさにこれと同じです。

 

完璧な成功体験ではなく
試行錯誤の痛みを記憶に織り込む。

 

そうすることで
自律性を生もうとしていた。

 

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会社の記憶は編集されていないか

会社にも記憶があります。

 

なぜこのやり方なのか。
なぜこの判断をしたのか。

 

過去の成功も失敗も
すべてが会社の記憶です。

 

でもその記憶はいつの間にか
編集されていないでしょうか。

 

うまくいった話だけが残り
失敗の理由はなんとなく消えていく。

 

そうやって編集された過去を
私たちは「会社の歴史」と
呼んでいないでしょうか。

 

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消していい記憶なんて本当はない

IT参謀会話
会社の記憶は
全部残すべきではないか。

私はそう考えています。

 

成功も失敗も。
正しかった判断も
間違っていた判断も。

 

間違った判断には
そのときの状況と
そのときの人とそのときの情報がある。

 

それを全部含めて
ようやく一つの判断になります。

 

一見無駄に見える記録も
大きな文脈で見れば
必要だったかもしれない。

 

削ぎ落とすことだけが
正しいわけではないのです。

 

アナ博士が教えてくれたのは
まさにそういうことです。

 

「痛みの記憶を消したら
残るのはおとぎ話だけ。」

 

会社の失敗を消したら残るのは
誰のものでもない
きれいな歴史だけです。

 

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ボイスレコーダーのスイッチを入れた

私が入社して
会長から引き継いだ仕事があります。

 

会長はその仕事に
精通しておられるので
聞けば過去の経緯も

案件を断った理由も
事細かに説明してくれます。

 

あるとき気づきました。

 

IT参謀会話

この話は会長の頭の中にしかない。

成功した案件だけではなく
断った案件にも明確な理由がある。

 

この判断の文脈こそ
継承しなければいけない。

 

焦ってボイスレコーダーの
スイッチを入れました。

 

今少しずつですが
次世代につなぐ「記憶」を
集めています。

 

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それは承継ではなく創作だ

都合よく編集された過去は
もう承継ではありません。
それは創作です。

 

痛みも間違いも
全部含めた記憶を
次の世代に渡すこと。

 

それが会社を
会社のまま残すということだと
私は考えています。

 

あなたの会社の歴史は
本物でしょうか。

 

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会社の記憶を次へつなぎたい方
一度話しましょう。

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。