なんか、うまくいってない」の正体|
会社の詰まりと可能性を見つけるブログ

「何もしない」も、意思決定である

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夜行バスの出発まで3時間ほど空きました。

 

お土産は買いました。
飲み物もあります。
バスの発車場所も見えています。

 

さて、何をしよう。

 

ネットカフェに行けば本が読めます。
パソコンを開けば
ひと仕事くらいできそうです。

 

3時間もあります。

 

何もしないのはもったいない。

 

そんなことを考えていました。

 

でもよく考えると
ここ数日はいつもと違う緊張状態が
続いていました。

 

自分で思っている以上に
疲れがたまっています。

 

「夜行バスで寝ればいい」

 

そう思ったのですが
行きの夜行バスで
そんなによく眠れないことは
もうわかっています。

 

それでも

 

「3時間あるなら何かできる」

 

そう考えていました。

 


 

そこで思い出したのが
マネジメントゲームの
「意思決定カード」です。

 

カードにはいろいろな選択肢が
並んでいます。

 

商品販売。
材料購入。
商品仕入。
完成・投入。
採用。
設備投資。
広告。
研究開発投資。
教育。

 

いかにも経営者らしい意思決定が
並んでいます。

 

そしてその一番最後にあります。

 

DO NOTHING

 

 

何もしない。

 

最初にこのカードを見たとき
少し不思議でした。

 

せっかく意思決定をする場面なのに
何もしない。

 

でもゲームをやっていると
これが意外と難しいのです。

 

自分の番が来たら何かしたくなります。

 

売りたい。
買いたい。
設備を増やしたい。
人を採りたい。
広告を打ちたい。

 

何かをした方が経営している感じがします。

 

何もしないと
機会を逃したような気がします。

 


 

これ、会社の中でも
似たようなことが起きます。

 

製造現場では工程の都合で
ぽっかり時間が空くことがあります。

 

材料が来ない。
前工程が終わっていない。
機械が止まっている。
予定していた仕事が早く終わった。

 

すると人の手が空きます。

 

その瞬間

 

「何かやることはないか」

 

と仕事を探し始めます。

 

もちろん意味のある仕事があるなら
やればいいのです。

 

別の工程を手伝う。
次の仕事の準備をする。
教育する。
改善活動をする。

 

それならその時間には意味があります。

 

でもそうでもないのに

 

「とにかく何かしてもらおう」

 

となることがあります。

 

なぜでしょう。

 

人が何もしていないと
不安になるからかもしれません。

 

給与を払っているのだから
働いてもらわないともったいない。

 

 

せっかく会社にいるのだから
時間いっぱい何かしてもらわないと
もったいない。

 

でもここで一度考えてみたいのです。

 

人が動いていることと
会社の成果が増えていることは
同じでしょうか。

 

機械が動いている。
人が動いている。
予定が詰まっている。

 

それだけで仕事の流れが
良くなっているとは限りません。

 

むしろ

 

空いているから使う。
時間があるから埋める。

 

そんな判断が
余計な仕事を増やすこともあります。

 

私たちは問題が起きると
「何をするか」を考えがちです。

 

売上が伸びない。
では営業ツールを入れよう。

 

人手が足りない。
では採用しよう。

 

仕事が遅い。
ではAIを入れよう。

 

現場に空き時間ができた。
では何か仕事を探そう。

 

でもその前に見ることがあります。

 

本当に今何かをする必要があるのか。

 

使える時間があることと
使うべき時間であることは違います。

 

空いている人がいることと
その人を動かすべきであることも違います。

 

何かできることと
何かすべきことは違います。

 

マネジメントゲームの
意思決定カードの最後に
「DO NOTHING」があるのは
そういうことなのかもしれません。

 

「何もしない」は
判断を放棄することではありません。

 

むしろ

 

余計なことをしない。

 

という意思決定です。

 

何かを足す前に
今どこで流れが止まっているのかを見る。

 

そのうえで
動く必要がなければ動かない。

 

これも立派な経営判断です。

 

さて。

 

夜行バスまでまだ時間があります。

 

ネットカフェに行けば本が読めます。
パソコンを開けば
この記事くらい書けそうです。

 

でも今日は
バスの発車場所が見えるベンチに
座ったままにすることにしました。

 

何もしない。

 

そう決めました。

 

……と言いながら
この記事のネタだけはしっかり拾っています。

 

どうやら私は
まだ完全には
DO NOTHING ができていないようです。

 

 

何かを足す前に
足さなくていいものを
一緒に見てみませんか。

 

  • 相談ではなく、ただ話してみたい
  • 何を頼めるのかは分からないが、興味を持った
  • 同じような経験をしてきた

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。