なんか、うまくいってない」の正体|
会社の詰まりと可能性を見つけるブログ

逮捕状はLINEで届かない!それでも信じてしまう理由

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通勤の途中に警察署の前を通ります。
いつものように電光掲示板を見たら
こんな文字が流れていました。

 

「逮捕状 LINEで届く ことはない」

 

思わず二度見しました。

IT参謀会話

いや、そらそうやろ。

逮捕状がLINEで届くって
どんな世界やねん。

おもわず信号待ちの間に
写真まで撮りました。

 

そんなん誰が信じるねん。
そう思っていました。

 


「こんなの誰が信じるんだ」が崩れた

ところが後で調べてみて
笑っていられなくなりました。

 

実際にあるんですね。

 

 

本物の警察がLINEで逮捕状を
送ってくることはありません。
警察官や検察官を名乗る人が
LINEへ誘い込みます。

 

そこで偽物の逮捕状を見せて
金をだまし取る。
そういう詐欺が起きています。

手口はよくできていました。

 

まず電話がかかってきます。

あなた名義の口座が
犯罪に使われている。

逮捕した犯人があなたの
キャッシュカードを持っていた。

詳しい話はLINEで。

そう言われてビデオ通話へ移ります。

 

画面の向こうに警察官らしい人が
出てきます。

警察手帳らしきものを見せてきます。
検察官を名乗る人まで出てきます。

 

そして自分の名前が入った
逮捕状を見せられるそうです。

これは捜査だから誰にも話すな。

そう口止めされます。

 

最後に潔白を証明するために
金を移してくださいと言われます。

 

この電話を実際に受けた人と
標語の一行だけを見た私とでは
まったく違います。

 

私が警察の標語を笑えたのは

その一行しか見ていないからです。

 

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「なぜそんなことをしたんや」で話は止まる

会社でも同じことが起きています。

 

トラブルが起きたとき
つい言ってしまいます。

 

会話

なぜそんなことをしたんや。

そう聞かれた人はまず自分を守ります。

聞いていません。
そう指示されました。

いつもこうしています。

言い訳のように聞こえますが
責められた人が最初に出す言葉は
だいたいこれです。

 

ここで話は終わります。
本人の不注意だった。
それで片づけてしまいます。

 

でもその状況に至るまでにも
順番があります。

 

前の工程から何を渡されたのか。
その時そばに確認できる人はいたのか。

 

同じやり方を前から続けていて
誰も止めなかったのではないか。

 

事実を聞いていけば
本人一人の問題ではないことが出てきます。

 

直すべきところも本人の心がけではなく
別のところにあったと分かります。

 

責めるとここが全部出てこなくなります。

 

本人は自分を守る話しかしません。
次に何かあっても黙ります。
言えばまた責められるからです。

 

そして同じことがまた起きます。
原因が本人の不注意ということになり
何も直していないからです。

 

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「なぜ」を飲み込んで「いつ・誰から」を聞く

私はなぜと聞かないようにしています。

代わりに何があったかを
最初から順に聞きます。

 

  • いつ
  • 誰から
  • 何を聞いて
  • その時どうしたか

 

これだけで相手の身構えが変わります。
責めるつもりがないと伝わるからです。

 

そして本人も気づいていなかった
改善点が出てきます。

 

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警察がLINEで逮捕状を送ることはない

念のためひとつだけ書いておきます。

 

 

警察がLINEで逮捕状を
送ることはありません。

 

警察官を名乗る相手から
LINEやSNSへ誘われたら
その時点でいったん切る。

 

相手が教えてきた番号ではなく
自分で警察の連絡先を調べて確認する。

覚えておくのはこれで足ります。

 

あの標語はよくできていましたね。

 

ただあれを笑えるのは
その一行しか見ていないからです。

 

会社で誰かを責めたくなったとき
私も一行しか見ていないかもしれません。

 

明日トラブルの報告を受けたら
なぜを一度飲み込んでみてください。

 

代わりにいつ誰から何を聞いたのかを
順に聞く。

 

出てくる話の量が変わります。

 

同じ報告がまた上がってくる。
その理由が見えていない方は、一度お話しましょう。

 

  • 何が問題か、まだ言葉にできていない
  • 相談するほどのことか判断がつかない
  • とりあえず一度、話を聞いてほしい

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現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。