なんか、うまくいってない」の正体|
会社の詰まりと可能性を見つけるブログ

31年、道具は入れ替わった。仕事のやり方は?

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先日、昔の会社の同期から
こんなメッセージが来ました。

「自分たちが働き始めたころから
IT、DX、AIといろいろ出てきたけど
効率化と言われながら
仕事は減ってないよね(笑)」

彼は私が新入社員として入った
会社の同期です。

 

出発点は二人ともIT業界。
それから31年。

 

今はお互いまったく別の場所で
働いています。
向こうは東京で大手出版社。
私は大阪で中小の製造業。

 

 

毎年会うわけでもありません。
それでも31年、途切れずに
縁が続いています。

 

彼とは業界が違います。
会社の規模も違います。
扱う商品・サービスも
相手にしているお客様も違います。

 

それでも同じことを言っています。

 

だとするとこれは
特定の業界の話ではありませんね。

 

 


私たちが忙しいのは当たり前です

私も彼も、この31年で
立場が変わりました。

 

31年前は新人だった二人が
今はそれぞれ違う場所で
人を動かす立場になっています。

 

だから忙しいのは当たり前です。
昔と比べて楽になっていない、
と言われても
「そりゃそうでしょう」で
終わる話かもしれません。

 

では今の新人はどうでしょうか。

 

私たちが1995年に入社したころ
パソコンは遅く
インターネットもまだこれからでした。

 

資料は紙で探し
出張は旅行代理店に頼み
地図を広げて客先へ向かいました。

 

今は違います。

 

検索すれば数秒で出てきます。
新幹線もホテルも
スマホで数分で押さえられます。

 

ナビが目的地まで
連れて行ってくれます。
銀行にも行かなくていい。

 

 

そしてAIの登場です。

 

私が新入社員のころにAIがあったら
あんなにC言語の参考書や
Windowsの解説書に
時間とお金を掛けなくて済んだのに。

 

 

AIの登場で文書が早く作れる。
調べ物が早くなる。
資料もあっという間にできる。
コーディングも早くなる。

IT参謀会話

これだけ優秀な道具を使える
今の新人は31年前の新人より
めちゃくちゃ早く帰れている?

実際は帰れていませんよね。

 

31年経っても8時間で収まらず
残業するくらい
忙しさは変わっていません。

 

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31年前と、今の御社を比べてみてください

そこで会社そのものを
見てみましょう。

 

日本の製造業には
息の長い会社がたくさんあります。

 

31年前も同じ看板で
仕事をしていた会社は
めずらしくありません。

 

この31年で
売上は大きく増えたかもしれません。
社員も増えたかもしれません。
設備も入れ替わったはずです。

 

IT参謀会話

では、仕事のやり方はどうですか?

毎月どんな帳票を使っているか。
何人の承認を必要としているか。
どんな会議を開いているか。

 

31年前と比べてみてください。

道具はすべて入れ替わりました。

 

パソコンは一人一台が当たり前。
メールもクラウドもチャットも
AIも手元にあります。

 

 

ひとつ残らず入れ替わったのに
仕事のやり方だけが
31年前のまま残っている。

 

忙しさが変わらない理由は
ここにあります。

 

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道具を足す前に、やめるものを決める

たとえば
集計に8時間かかっていた仕事が
Excelで1時間で終わるようになれば
単純に7時間は空いているはずです。

 

でも実際にはこうなります。

 

「もっと細かく出せるよね」

「毎月じゃなくて毎週にしよう」

「グラフも付けようか」

「せっかくだからこの数字も」

 

IT参謀会話

せっかくだからって、なに?!

そして空いた時間には
また別の仕事が入ります。

 

なぜ入るのか。

 

やめるものを
誰も決めていないからです。

 

決めていなければ
空いた時間に他の仕事が
流れ込んできます。

 

だから道具を足す前に
やめるものを決める必要があります。

 

毎週作っているその資料は
誰が読んでいますか?

 

何人もの承認を通しているあの仕事は
本当に全員の確認が要りますか?

 

同じ内容をExcelと基幹システムと
紙の管理表に何度も
入力・記入していませんか?

会話
「昔からやっているから」

という理由だけで残っている仕事は
ありませんか。

 

 

前職では勤怠入力の際に
ある情報を別途Excelで
作成していました。

 

システム入れ替えの際に
「それ、何のために?」と確認したら
みんなよくわかっていなかった、
ということが実際にありました。

 

こういうところを見直さないまま
ITやAIを入れると
いらない仕事を速くしてしまう
ということが起きます。

 

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明日、ひとつだけ

今週、社内で回っている資料を
ひとつ選んでください。
毎週作っているもので構いません。

 

そして作っている本人ではなく
受け取っている側に聞いてください。

 

「これ、何に使っていますか?」

 

 

答えが出てこなければ
その仕事は止めていい仕事です。
答えが出てくれば
その仕事は残す価値があります。

 

たったこれだけのことですが
やめるものを決めた経験のある会社と
決めたことのない会社では
次に道具を入れたときの結果が
まるで違います。

 

31年かけて
道具はずいぶん便利になりました。
それでも同期の二人が
東京と大阪で同じことを言っている。

 

足りなかったのは道具ではありません。

 

新しい道具を入れることが
DXではありません。
仕事のやり方を変えることがDXです。

 

御社の働き方は
31年前と比べて
変わりましたか。

 

31年前と同じ仕事が残っているかもしれない。
そう思い当たった方は、一度お話しましょう。

 

  • やめていい仕事がどれか、判断がつかない
  • 昔からのやり方を変えると社内が止まりそうで動けない
  • とりあえず一度、話を聞いてほしい

お問い合わせはこちら

 

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。