ブログ仲間のみなこさんが
おもしろい記事を書いていました。
人の個性を
パソコンに例えていました。
生まれ持った気質は「OS」。
MacかWindowsか。
その上に後から入れた
価値観は「アプリ」。
エンジニア出身の私には
この例えがすっと入ってきました。
MacとWindowsは
ショートカットキーが違う。
同じ「コピー」でも
押すキーが違うだけ。
どちらが正しいわけでもない。
ただ仕様が違うのです。
現場でよく聞く言葉があります。

「最近の若い子は
何を考えているか分からない」
そして若手はこう言います。

「あの人には
何を言っても無駄です」
同じ現場で
同じ製品を作っている。
なのに話が通じない。
多くの人は
これを性格の問題だと考えます。
「気が合わない」
「相性が悪い」
でも本当にそうでしょうか。
みなこさんの記事を読んで
私はこんな空想をしました。
漫画『ドラゴンボール』には
スカウターという道具が出てきます。
それを通して相手をみると
戦闘力が数字で見える。
あれのエレメント版が
あったらどうでしょう。

※スカウターの形、ちょっと違うけど(笑)
のぞいた瞬間に
「この人は火」「この人は水」と見える。

「なるほど
この人はこういうタイプなんだ」
そう分かってから話せば
ずいぶん楽になります。
そういえば私にも苦労した思い出が(笑)。
前職に、ほとんど口を開かない
大先輩がいました。
何を聞いても
「うん」くらいしか返ってこない。
しかも少ししかめっ面。
近寄りがたくて
私のほうからも
足が遠のいていきました。
ところが会社を離れた場では
妙に饒舌なことがある。
私の父ほどの年齢の方でした。
世代も気質も
何もかもが私とは違ったのだと思います。
あのときスカウターがあれば
私は足を遠のかせずに
すんだかもしれません。
行き当たりばったりの人も
石橋を叩く人も
性格が悪いわけではない。
ただOSが違うだけ。
そう思えた瞬間に
イライラの半分は消えます。
若手がすぐ辞める。
ベテランが心を閉ざす。
会議で意見が出ない。
指示が現場に伝わらない。
社長だけが忙しい。
よくある経営相談では
これを一つずつ
別の問題として答えますよね。
採用の問題。育成の問題。会議の問題。
でもそれは
対症療法です。
熱が出たから
熱だけを下げる。
熱の出た原因、根っこには
手が届いていません。
並べてみてください。
これは全部
同じ場所で止まっています。
「相手のタイプが見えていない」
この一点です。
相手が何を大事にしているか
見えないまま話すから
すれ違う。
すれ違うから摩擦が生まれる。
摩擦が積み重なると
人は口を閉じます。
口を閉じた現場から
人は静かに去っていきます。
残念ながら
スカウターは実在しません。
のぞいて相手のタイプが
見える道具はない。
でも
見えないものを
見えるようにする方法はあります。
私が現場でやっているのは
性格診断を配ることではありません。
情報の流れを
見えるようにすることです。
誰が何を考えているか。
どこで仕事が止まっているか。
それを場の空気ではなく
仕組みの上に乗せる。
相手が何を大事にしているか。
その人のバックボーンが見えれば
育成も会議も
個別に手を打たなくてよくなる。
かもしれません。
これが根っこに触れる
ということです。
仲が悪い相手とは
面と向かって話せない。
すぐ怒る人には
質問すらできない。
その摩擦を
道具で回避できる場面があります。
これが私の考える
本来のDXです。
効率化の話ではありません。
違うタイプの人間どうしが
無駄にぶつからずに
同じゴールへ向かうための土台です。
最後に問いを一つ。
あなたの会社の
あの噛み合わなさは
本当に「人の問題」でしょうか。
それとも
相手の仕様が見えていないだけの
「見える化の問題」でしょうか。
この二つは
打つ手がまるで違います。
人を入れ替えても
前者は解決しません。
違いをおもしろがれる現場は強い。
みなこさんの言葉を借りれば
それが第一歩です。
「人はそろっているのに
なぜか回らない」
そう感じている経営者の方の
力になれます。

まずは
どこで流れが止まっているかを
一緒に見てみませんか。
| 現場と経営をつなぐDX部長 村上 郁 (むらかみ かおる) |
|
| 支援内容 |
DX推進・IT活用の相談・伴走支援 組織づくり・人材育成の仕組み化 |
|---|---|
| 活動拠点 | 奈良県 |
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| 定休日 | 土日祝 |