vol.728

 

今日は124年ぶりの
2月2日の節分
ですね。

 

節分とは邪気払い、つまり
悪いものを
追い出す日。

 

 

ミャンマーの出来事

昨日、ミャンマーでは
軍事クーデターが起こりました。

 

 

アウン・サン・スー・チー国家顧問
らを拘束したとのことですが、

 

悪いのをよくしたいから
政変を起こすんですよね。

 

だとしたら、どんな
悪いものを追い出そう
としてるのでしょう？

 

市民は比較的冷静に
普段通りの生活を送っている
との報道もありますが

 

そこここに軍や警察が
配置されている風景を思うと

 

やっぱり普段通りとは
程遠いでしょうね。

 

 

 

軍隊って本来は
国民を守る組織のはず。

 

今回のクーデターは
何から何を守る
んでしょうか・・・。

 

 

過去の苦い経験

私は昔、ホームページの
レイアウト案をお客様に見せたら
ハサミで切り刻まれました（笑）。

当時の私には
笑っている余裕はなく

 

私はプンスカ怒って
帰社しました。

 

 

 

 

あの時私は
何を守ろうとしていたのか。

 

 

 

HP制作会社という傘の下で
仕事をしていたので

 

単に自分の体面を
守りたかったんですね。

 

それがお客様に
別案を提示され、

 

自分を否定されたようで
ムカッとした。

 

お客さんの提案を
うまく活かせなかった。

 

完全に私の力不足だったのは
今だから言えることです。

 

 

技術の優劣？！

かれこれ9年ほど
製造業に所属していますが、

 

ここでも
「それは何から何を守ってるの？」
って思う場面があります。

 

 

 

当社新免鉄工所は
100年錆びさせない
100年防食工場
を名乗っています。

 

長年ブラスト処理を
手掛けてきました。

 

そして最近は
レーザー技術を使った
レーザークリーニングも
実用に向けた研究を始めました。

 

 

お客様からさび落とし、
表面処理のお問い合わせが
あった時にありがちなのが、

 

ブラストの技術者は
ブラストを推し、

 

レーザーの技術者は
レーザーを推すこと。

 

 

あまつさえ相手の弱点を
つついたりしてね。

 

 

 

でもそれって
おかしいですよね。

 

このやり取りには
肝心のお客様が
入ってないんです。

困り事を解決して欲しくて
相談に来たお客様そっちのけで

 

技術の優劣を競い合うって、
不毛やなぁと。

 

 

 

ところがです。

 

 

 

手前味噌になりますが、
当社はブラストとレーザー、

 

それぞれの良いところ
悪いところをしっかり吟味して

 

表面処理のプロとして
おすすめできる組み合わせを
提案しています。

 

 

 

当たり前のようで
ついつい忘れがちですが
大事なこと。

 

守るべきはお客様であり、
困りごとの解決さえできれば
レーザーでもブラストでも
どっちでもええんです。

 

 

 

両方をよく知ってるからこそ
お客様にとってより良い解決策を
考えることができます。

 

 

たらい水の法則

もうひとつ手前味噌ですが、
いま、大阪府の
ものづくり支援拠点モビオにて

 

オンライン展示会の企画を
進行しています。

 

月に2回、モビオ会員企業各社が
お昼のYouTube LIVEに出演し

 

自社の技術力を自身の口で
お話されます。

 

他にもいろんな動画を
配信しています。

↓

 

 

たらい水の法則って
ご存知でしょうか。

 

 

経営の神様と言われた
現パナソニックの創始者、

 

松下幸之助翁が言った
ともいわれます。

 

 

たらいの中の水を
手元に集めようとすると
脇から流れ出てしまうが、

 

手元から向こうへ
流してやるとその水は
また自分のところに戻ってくる。

 

引き寄せようとするより
自分から向こうへやる方が
結果的に水を得られる。

 

 

 

このモビオオンライン展示会は
まさしく製造業による
たらい水の法則です。

自社の技術を惜しみなく
公開することで

 

困っている方に
解決策を届けよう
という取り組みのひとつ。

 

 

 

水も情報もお客さんも
囲い込もうとすればするほど
逃げられる。

 

手放す、つまり情報を与える方が
より多くの人に知ってもらえ、
欲しい人が集まってくるんです。

 

 

 

 

 

不穏なニュースから
始まった2月ですが、

 

124年ぶりの2月2日
節分の今日、邪気を祓って
いい情報を発信していきましょ。

 

お昼のお弁当についていた豆。