
今週も母のサポートで広島に来ています。
電気料金の精算
郵便局や法務局への確認
生命保険の確認など
やらなければならないことが
案外たくさんあります。
一つひとつは
それほど大きな用事ではありません。
ところが実際にやってみると
思っていた以上に時間がかかります。
しかも平日でなければ
できないことの多いこと。
電話をかけたり
必要な書類を探したり
窓口に問い合わせたり。
ひとつ片づいたと思ったら
また別の確認事項が出てきます。
そんなことを繰り返しながら
何度も思うことがあります。
これ、年老いた親がひとりで
全部やるのは無理じゃないか。
特に大変だと感じるのが
スマートフォンや通信回線の契約関係です。
スマートフォンの料金プランの見直し
固定電話の契約
インターネット回線の手続き。
最近は何でも
「スマホで簡単に手続きできます」
と案内されます。
確かに私にとっては便利です。
わざわざ窓口へ行かなくてもいいし
営業時間を気にせず
手続きできることもあります。
でもそれはスマートフォンの操作に
慣れているからです。
高齢の人にとっては
そこが最大の関門になります。
契約内容を確認しようとすると
まずログインを求められる。
IDがわからない。
パスワードも覚えていない。
何とかログインできたと思ったら
今度はSMSで届いた認証番号を
入力してくださいと言われる。
ようやく画面が開いても
どこを押せばいいのかわからない。
途中で別の画面に移動してしまい
最初からやり直し。

これでは途中であきらめてしまっても
不思議ではありません。
そしてあきらめた結果
必要のない契約がそのままになったり
もっと安くできる料金を
払い続けたりすることもあるでしょう。
便利にするための仕組みが
使えない人にとっては壁になっているのです。
私は仕事柄
ITに関することはある程度わかります。
それでも今回のような手続きには
時間を取られます。
だったらITに詳しくない家族が
サポートする場合は
もっと大変なのではないでしょうか。
そもそも身近に頼れる家族や知人が
いない人はどうしているのでしょう。
そう考えると
何ともやりきれない気持ちになります。
デジタル化が進んで便利になった。
確かにそれは間違いではありません。
でも
便利になったのは誰にとってなのか。
ここを忘れてはいけません。
今回の経験を通して
もう一つ考えたことがあります。
それは中小企業のIT化やDXも
まったく同じではないかということです。
「ITを活用すれば業務が効率化できます」
「DXで会社を変えましょう」
「AIを使えばもっと生産性が上がります」
そんな言葉を毎日のように目にします。
経営者だって
何もしなくていいとは思っていません。
人手不足も深刻ですし
仕事のやり方を変えなければいけないことも
わかっています。
でもいざ取り組もうとすると
こんな疑問が
出てくるのではないでしょうか。
「具体的に何から始めればいいの?」
「うちの会社では何に使えるの?」
「導入したとして社員は使えるの?」
「そもそも誰が進めるの?」

ここがわからない。
スマートフォンでの手続きが難しくて
途中であきらめてしまう高齢者と
どこか似ています。
やる気がないわけではありません。
必要性を感じていないわけでもありません。
やりたいけれど
どうすればいいのかわからない。
そして日々の仕事に追われるうちに
結局そのままになってしまうのです。
私はIT化やDXを進めるとき
最初に新しいツールを
探す必要はありません。
まず見なければならないのは
今の仕事がどう流れているのか
ということです。
どこで仕事が滞っているのか。
誰に負担が集中しているのか。
何度も同じことを入力していないか。
確認や承認のために
仕事が止まっていないか。
そうしたことを一つひとつ見ていくと
本当に変えるべきところが見えてきます。
そこにITが役立つなら
使えばいい。
AIが役立つなら
使えばいい。
逆に仕事の進め方を少し変えるだけで
解決するなら
新しいシステムなんて必要ありません。
大切なのはITを導入することではなく
そこで働く人たちの仕事が
今よりも良くなることです。
もしここまで読んで
「うちの会社も
何かしなければと思いながら進んでいない」
「ITやAIが必要なのはわかるけれど
何から始めればいいかわからない」
「今の仕事のやり方でいいのか
一度誰かに相談したい」
そんなふうに感じた方がいらっしゃれば
ぜひ一度お問い合わせください。
最初からシステムを導入する話を
するつもりはありません。
まずは今どんなことで困っているのか
何がうまく進んでいないのか
お話を聞かせていただければと思います。
問題がまだ整理できていなくても構いません。
むしろ何が問題なのかよくわからない。
そんな段階で相談していただいても
大丈夫です。
一緒に仕事の流れを見ながら
どこから手をつければいいのかを
考えていきましょう。
「何を導入するか」よりも
「何を変えるべきか」。
そこが見えてくれば
次の一歩はきっと具体的になります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
| 現場と経営をつなぐDX部長 村上 郁 (むらかみ かおる) |
|
| 支援内容 |
DX推進・IT活用の相談・伴走支援 組織づくり・人材育成の仕組み化 |
|---|---|
| 活動拠点 | 奈良県 |
| 営業時間 | 平日9時~18時 |
| 定休日 | 土日祝 |