なんか、うまくいってない」の正体|
会社の詰まりと可能性を見つけるブログ

コンセントが抜いてある洗濯機と、DXの始め方

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広島で一人暮らしの母の
入院生活をサポートするため
4泊5日の間、その母の家で生活しました。

 

 

ここは小さいころから
夏休みのたびに何度も訪れた家です。

 

 

最近もたびたび母の様子を
見に行っていたので
どんな暮らしをしているのかも
それなりに知っているつもりでした。

 

ところが母が入院し
私だけで数日生活してみると
思っていたのとまったく違いました。

 

まず洗濯機が動かない。

 

故障かなと思って調べてみると・・・
単にコンセントが抜いてありました。
電子レンジもテレビも同じく。

 

普段どういう順番で使い
使わないときにどうしているのか。

 

何度もこの家に来ているのに
そんなことすら私は知りませんでした。

 

さらに困ったのが冷蔵庫です。

 

 

ひとりでの生活とはいえ
それなりの量の食品が入っています。
ところがどうも冷え方がおかしい。

 

後からわかったのですが
母が入院する直前に近くで落雷があり
その影響を受けた可能性がありました。

 

冷凍庫に入っていたアイスなどは
完全に溶けてしまっています。

 

母はいつ家に戻れるかわからない。
かといって卵や牛乳、生鮮食料品を
このまま置いておくわけにもいかない。

 

ゴミの収集日も考えながら

 

 

これは残せる。
これは食べた方がいい。
これはもう処分するしかない。

 

そんな判断を一つひとつしていきました。

 

お風呂もちょっと大変。

 

母屋とは少し離れた場所にあり
夜になれば周囲は真っ暗。

 

山の中ですから虫もいます。
野生動物だって出ます。

 

昼間に家を訪れているだけでは
そんなことを意識することは
ほとんどありませんでした。

 

ところがそこで実際に生活してみると
なにもかもが違う。

 

「夜に風呂に入る」

 

たったそれだけのことにも
いくつもの条件がついていることに
気づきます。

 

何度も訪れていた家なのに。

 

そこで暮らしてみるまで
私はその暮らしの実情を
ほとんど知らなかったのです。

 

 


「これを毎日やってるのか」

この経験を通してふと
会社の現場のことを思い出しました。

 

私は現在DXやITに
関わる仕事をしています。
基本的には事務所にいます。

 

 

工場や出張現場に行くことはあっても
普段は現場作業はしていません。

 

入社したばかりの頃、一時期だけ
現場作業を手伝ったことがあります。

 

そのとき驚いたのが身体への負担でした。

 

指先は痛い。
腰も痛い。
帰宅したら身体中が筋肉痛。

 

 

IT参謀会話

「これを毎日やってるのかたらーっ (汗)」

 

現場仕事をしている人って
素直にすごいと思いました。

 

出張作業に同行したときも同じでした。

 

 

現地に行ってみると
事前に考えていたとおりには進まない。

 

設備の状態が想定と違う。
作業場所の条件が違う。
途中で別の対応が必要になる。

 

結果として想定していたより
時間がかかることもあります。

 

今だから書けますが
以前の私はそんな現場を見ながら
心のどこかでこう思っていました。

 

 

「もっとちゃんと計画を立てたらいいのに」

「もう少し段取りよく動けば
もっと早く終わるんじゃない?」

「時間を意識して動けば
生産性も上がるんじゃない?」

事務所のなかで
数字や予定だけを見ていると
そう見えるんですよね。

 

でも実際に自分でやってみたり
現場に同行したりするうちに

事務所の中だけではわからないことがある

それがわかってきました。

 

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予定どおりにいかない現場の事情

もちろん計画は必要です。
時間を意識することも大事です。
段取りをよくすることも必要でしょう。

 

でも現場では
予定通りには仕事は進みません。

 

前工程からモノが来ない。
材料の状態が違う。
治具が合わない。

 

設備の調子が悪い。
手直しが発生する。

 

お客様の現場では
事前にはわからなかった条件が出てくる。

 

一つひとつだけを見れば
「もっと効率よくできないの?」
と思うかもしれません。

 

ところが仕事全体を追ってみると
その作業には理由があったりします。

 

逆に

 

「昔からこうやっているから」
と誰も疑問に思っていないところで
仕事が何度も止まっていることもあります。

 

ここがDXを考えるときに
とても大事なところです。

 

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ツールを探す前に仕事の流れを見る

DXの話になると

 

「この作業を自動化したい」
「紙をなくしたい」
「新しいシステムを入れたい」

 

という話から始まることがよくあります。

 

もちろんそれが必要な場合もあります。

 

でも私はその前に見るものがあります。

 

仕事の流れです。

 

仕事はどこから来るのか。
誰が受け取るのか。
次に誰へ渡すのか。

 

 

途中でどこに溜まるのか。
どこで待ち時間が発生するのか。
どこでやり直しが起きるのか。

 

最後にどうやってお客様へ届くのか。

 

そこを見ずに一部分だけ効率化してしまうと
思ったほど成果が出ないことがあります。

 

ある作業を10分短くしても
その後で半日待っているなら
仕事全体としてはほとんど速くなりません。

 

逆に毎日のように
仕事が止まっているところがわかれば

 

そこを少し変えるだけで
全体が大きく動き始めることがあります。

 

だから私はツールを探す前に
仕事の流れを見たいのです。

 

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現場を「見たことがある」と「わかっている」は違う

経営者や管理職の方は
当然ながら自社のことをよく知っています。

 

現場にも行く。
社員とも話す。
数字も見ている。

 

だから

 

「うちの現場のことは
だいたいわかっている」
と思っている方も多いでしょう。

 

私自身も何度も訪れていた家の暮らしを
知っているつもりでした。

 

でも実際にそこで生活してみると
知らないことだらけでした。

 

現場も同じ。

 

見学した。
説明を聞いた。
会議で話を聞いた。

 

少し作業を経験した。

 

それだけでは見えないものがあります。

 

だから一度
一つの仕事を最初から最後まで
追いかけてみる。

 

注文が入ってから製品が出ていくまで。
問い合わせが来てから回答するまで。
依頼を受けてから請求するまで。

 

その流れを追ってみると

 

会話

「ここでこんなに待っていたのか」

 

会話

「なぜ同じ情報を
3回も入力しているんだろう」

 

会話

「この人に仕事が集中していたのか」

そんなことが見えてくるかもしれません。

 

 

ITやAIの導入は
それから考えても遅くありません。

 

いや、むしろそこから始めた方がいい。

 

新しいITツールを探す前に。
AIで何ができるかを考える前に。

 

まず仕事がどう進んでいるのかを見る。
そしてどこで止まっているのかを見る。

 

必要な道具を考えるのはそのあとです。

 

もし

 

 

「DXを進めたいけれど
何から始めればいいかわからない」

 

「いろいろ改善しているのに
なぜか楽にならない」

 

そんな状態なら一度ツールの話を横に置いて
仕事の流れを一緒に見てみませんか。

 

意外と解決すべき問題は
別のところにあるかもしれません。

 

最初にどの仕事を追いかけるか
そこから一緒に決めましょう。

 

  • 何が問題か、まだ言葉にできていない
  • 相談するほどのことか判断がつかない
  • とりあえず一度、話を聞いてほしい

 

お問い合わせはこちら

 

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。