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「鼻のかみ方」でイグ・ノーベル賞。これ、意外と役に立つ話でした

思索ノート

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2026年のイグ・ノーベル賞が
発表されました。

 

医学賞に選ばれたのは
日本の研究です。

 

テーマはなんと「鼻のかみ方」。

 

こう書くと
「そんなこと研究するん?」
と思いますよね。

 

私も最初はそう思いました。

 

でも調べてみたら
これがちゃんと役に立つ研究でした。

 

 


1977年に「鼻のかみ方」を測った人がいた

受賞したのは
旭川医科大学の名誉教授だった
故・海野徳二さんと矢島洋さんが
1977年に発表した論文です。

 

14歳から48歳の男性15人に
実際に鼻をかんでもらって
そのときの息の速さ
息の量
かかった時間を測っています。

 

 

さらに耳への影響を見るために
耳の中の圧力まで記録している。

 

かなり本気です。

 

で、結論をものすごく簡単にいうと
こうなります。

 

片方ずつかむ。

 

かなり強くかむ。

 

直前に少し息を吸って
できるだけ長くかむ。

 

理屈もちゃんとあります。

 

左右の鼻は
空気の通りやすさがけっこう違う。

 

だから通りやすい側を押さえると
通りにくい側にも
強い風を起こせる。

 

だから片方ずつ、というわけです。

 

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「そんなの知ってるよ」と言う前に

「そんなの知ってるよ」
という人もいると思います。

 

でも「昔からそう言われている」と
「実際に測って確かめた」は
まったく別ものです。

 

しかも1977年。

 

約50年前に

会話
「ところで鼻って
どうやってかむのが一番ええんやろ」

と真面目に考えて
実験してデータを取った人がいた。

 

なんだかいいですよね。

 

身近に鼻水で困っている人がいるので
私にとっては
笑い話だけではありませんでした。

 

「両方まとめてフンッ」よりは
「片方を押さえて反対側をしっかり」
のほうが良さそうです。

 

もちろん鼻炎やアレルギーそのものが
治る話ではありません。

 

あくまで出し方の研究です。

 

それでも毎日やっていることに
ちゃんとやり方がある。

 

そう考えるとちょっと面白い。

 

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笑わせて、そして考えさせる

イグ・ノーベル賞は
「人を笑わせ、そして考えさせる研究」に
贈られる賞です。

 

 

今回のはまさにそれ。

 

ちなみに今年の授賞式は
初めてアメリカを離れて
スイスのチューリッヒで開かれました。

 

海野さんは2022年に亡くなっているので
お弟子さんの高原幹教授が
代理で受け取っています。

 

こういう研究、私は好きです。

 

というわけで今日から
片方ずつ、しっかり吸って、少し長めに。

 

約50年越しの研究成果を
ありがたく使わせてもらいます。

 

ふだんはもう少し真面目な話を書いています。
今日は土曜日、ということで。

 

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現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。