Obsidianのノートを
GitHub経由で複数の端末から
使えるようにしてみました。
Obsidianは
メモ同士をリンクでつなげる
メモ帳のようなアプリ。

GitHubは
そのメモをネット上に置いて
どの端末からでも
最新の状態で開けるようにする
保管場所です。
今回つないだのは
Windows PC 2台と
Androidスマホ 1台。
始める前からある程度調べていたので

くらいに考えていました。
ところが。
全部が安定して動くまで
約3時間かかりました
思っていたより
なかなか手ごわかったです。
Windows側はすんなりいきました。
GitHubから保存場所を丸ごと
手元の端末に複製して
Obsidianからノートを開く。
設定フォルダも一緒に同期されていたので
プラグインの設定も
ある程度そのまま引き継がれました。
問題はAndroidです。
まず
「コマンドパレットって
どこから開くん?」
というところで止まりました。
PC版とは操作が違い
Androidでは画面を
上から下へ引き下ろして開く。
分かってしまえば簡単なんですが。
知らなければそこで止まっちゃいますよね。
そのあともなかなかの苦行が続きました。
ノートのルート直下に
複製しようとすると失敗する。
複製時にローカル設定を消すと
入力した認証情報まで消える。
名前とメールアドレスを
設定しないと同期できない。
新しく作ったファイルが
作成直後は「変更なし」と
判定されることがある。
空のフォルダは
GitHubには反映されない。
GitHubの画面が古いままで
失敗したように見えることがある。
ひとつひとつは
大した問題ではありません。
原因が分かれば
「ああ、そういうことか」
で終わる話です。
でも初めて設定する人にとっては
その小さな分からないが
積み重なっていきます。
英語を習いたての頃、辞書を片手に
単語と文法を首っ引きで
調べていた時の感覚に近いでしょうか。
新しい仕組みを入れるときに
よく言われることがあります。
機能があるんだから使えばいい。
便利なんだから使うはずだ。
言いたいことは分かります。
実際
ObsidianもGitHubも
ちゃんと動いています。
変更をまとめて記録する。
最新版を取り込む。
手元の変更を送り返す。
その一連を自動でやってくれる
仕組みまで用意されています。
できるか、できないか
で言えば、できる。
でも私はこの言い分に
乗りません。
機能があることと
普通の人が迷わず使える状態に
なっていることは別の話です。
設定の途中で何度も止まる。
言葉の意味が分からない。
どこを触ればいいか分からない。
エラーが出ても原因が見えない。
これだけで嫌になりますよね。
今回、Claude Codeの助けがなかったら
私はObsidianを諦めていました。
今回いちばん考えたのは
ここでした。
私はITの仕事を
30年やってきました。
しかも今回は
自分で選んだツールで
自分の都合で作業していて
誰にも急かされていません。
分からなければ
好きなだけ調べられる。
そのうえAIの助けまで借りて
それで3時間止まりました。
だとしたら。
会社が決めたツールを上から渡されて
本来の仕事を抱えたまま
納期に追われている現場の人が
止まらないはずがない。
そしてたいていの場合
その人は
「使えません」とは言いません。
言えば
自分ができない人に見えるからです。
黙って元のやり方に戻ります。
導入した側からは
それが見えません。
報告の上ではツールは入っています。
現場では使われていません。
このズレに気づくのは
たいてい何年か経ってからです。
システムを入れる側から見る景色と
使う側から見る景色は
やっぱり違うんやなぁ。
今回それをあらためて
体で確認しました。
入れたら使えるようになる。
私はこの考え方に
けっして乗りません。
使う人がどこで迷い
どこで止まり
何が分からないのか。
そこを見ずに入れた仕組みは
たいてい使われないまま残ります。
だから私は
入れるところまでで手を離しません。
使われるようになるまで
一緒にやります。
ちなみにこのあと
iPhoneとLinux Mintでも
同じノートを同期できるか
試す予定です。
せっかく3時間ハマったので
実際に止まったところを含めて
一度まとめておこうと思っています。
同じように
「入れたのに使われていない」
システムに覚えがある方は
一度お話ししましょう。
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