自由と責任が同居する工場

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vol.684

京都の清水寺貫主による
年末の風物詩、

今年の漢字は
密

でしたね。

2020年12月14日
（今日から1週間前・・・）
に行なわれたこのイベント。

日本漢字能力検定協会が
1995年から始めて
今年で26回目。

漢字の持つ奥深い意義を
再認識してもらいたい
というところから始めたそうです。

応募総数208,025票から
13.65%の28,401票
を集めたこの「密」。

我々製造業は精密溶接、
精密切削などの密なので、

近いというよりは
細かいという意味
のほうがなじみがあります。

私の今年の漢字は
やっぱり

家

ですね。

社会に出てから
25年以上の間で、

確実にもっとも
家にいた1年でした。

前半は独立自営の道を
選んだので家で仕事。

後半は会社に勤めたものの
コロナの影響で

外食や飲み会が
全くなくなり

会社が終わったら
立ち寄りなしで
家に直帰。

それまでは家族と
晩ごはんどころか、

外食して帰宅したら
家族全員寝てる毎日。

今は晩ごはんの時間を
確認するため

「何時に帰ってくる？」
と子どもからLINEがくる日々。

家って、
毎日帰る場所であり
毎日家族に会う場所。

そんな当たり前のことを
改めて教えてもらった
この1年でした。

家といえば
Netflixのカルチャーには
こう書かれています。

↓

床にごみが落ちていても、
誰かが拾ってくれるだろうと
そのままにしている会社もあれば、

 

オフィスでごみを見つけたら、
そこが自分の家であるかのように
社員が拾って捨てる会社もあります。

 

Netflixは後者のような
会社を目指しています。

 

つまり、社員一人ひとりが
常に責任感を持って行動し、

 

Netflixにとって正しいことを
するような会社です。

 

（中略）

 

人は信頼され、
自由を与えられ、
能力を発揮することで
成長していくものです。

 

フリーダム＆レスポンシビリティ（自由と責任）より抜粋

 

ええこと書いてあるなぁ、
Netflix！

さすが動画配信サービスの雄！

興味のある方は
Netflixのサイトで
全文をご覧ください。

↓

製造業は細かいルールが
決められているところが
多いです。

それぞれがそれぞれの現場で
好き勝手にやってしまうと
危険なことがあるので当然です。

そこに自由を与えると
どうなるでしょう。

好き勝手ではなく
Netflixが言うような
自由を与えられると、

人はそこで
自分はどうするべきか
自分で判断します。

私がおススメしている
ほめ育による人材育成、
評価方法の根本はこの、

各人の判断を尊重し
認めてあげることです。

常に責任感を持って
行動する社員の判断を
認めてほめる。

もし会社の方向性と
違っていたら

しっかり指摘して
方向性を理解してもらう。

製造ラインでの流れ作業など、
その場で各自が判断するより

ルールを決めたほうが
生産性が上がる場合も
ありますが、

多種多様なものを扱う
現場の場合は

各人のその場の判断が
重要になります。

自由と責任が同居する
家族のような工場

って、いいと思いませんか？

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