現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

御社の社員は乃木かランボーか。指示を守るのに辞めていく理由

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昨日の夜
会社から帰ってTVerで
VIVANT2を一気見していました。
また途中で寝てしまいましたがたらーっ (汗)

 

見ながらふとランボーを思い出しました。
彼は国に強い怒りを抱いています。
VIVANTでの別班の乃木憂助はその逆で
国への忠誠心がやばい。

 

 

同じように国のために身体を張って
どうしてここまで違うのか。

 

 


乃木は自分で選び取っていました

乃木が別班に入るまでの経緯は
第1シーズンで語られています。

 

幼い頃に内乱で両親と生き別れ
記憶を失って日本の施設で育ちました。

そこからアメリカの
ミリタリースクールへ進み
コロンビア大学に入ります。

 

在学中の2001年9月11日
乃木は同時多発テロを目の当たりにします。

 

そして何かのために命をかけようと
幹部候補生として陸上自衛隊へ入りました。

 

自分の生い立ちと自分の目で見たものから
何をするかを選び取ったのは
乃木自身です。

 

ランボーはそこが描かれません。
第1作を通して語られるのは
戦地で何ができたかと
帰った国に何もなかったことだけです。

 

彼は訓練を受け
能力が高く
勲章も持っています。
それでも自分がなぜそこにいたのかを
語る言葉を持っていません。

 

第1作の最後で彼は泣き崩れます。
戦地では高価な装備を任される立場なのに
帰った国には駐車場係の仕事もない。
空港では罵声を浴びる。

 

能力は高いのに
なぜやるのかを持っていなかった。
拒絶されたときに残るのが
怒りだけになったのはそのためです。

 

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この差は会社の中でも起きています

VIVANTを見ながらランボーを思い出し
私がこれまで見てきた人を思い出しました。

 

仕事はできる。
指示どおり動く。
それでも何年か経つと
辞めていく人がいます。

 

新しく入った社員に
仕事の目的を伝えている会社は
実はそれほど多くありません。

 

配属を告げて
手順を教えて
締切を伝える。
そこまでは丁寧にやっています。

 

 

なぜその仕事があるのか。
誰の何が助かるのか。

 

それは誰かが与えるものでなく
本人が働くうちに
自然に気づくべきものとされがち。

 

気づけた人は残ります。

 

気づけなかった人は
何年か経ってから
報われなかったという感覚を
持ちはじめます。

 

辞める理由が辞める日まで
本人の言葉にならないのはそのためです。

 

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「あれだけ目をかけたのに」

経営者からよく出てくる言葉です。

会話
あれだけ目をかけたのに辞めた。
会話
言われたことしかやらない。
会話
理念を貼り出しても誰も見ない。

社長はこの3つを
人の問題。
やる気の問題。
伝え方の問題。
と別々に扱いがち。

 

でも3つとも実は
同じことが欠けています。

 

役割は教えているけど
目的は伝えていないんですよね。

 

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目的を知っている人は手段を選べます

VIVANTの第1シーズン第7話に
強烈な場面があります。

 

別班の司令は6人を集めて
国家の危機を未然に防ぐことが
今回の任務だと伝えます。
そのうえで作戦は現場に委ねられました。

 

現場で乃木は
仲間である別班員に向けて発砲します。
黒須が叫びます。
気でも狂ったのか、と。

 

 

種明かしは最終回でされました。
乃木は急所を外して撃っていました。
敵の懐に入るために
味方を欺くという手段を選んでいた。

 

こんな手段を選べたのは
乃木が目的を知っていたからです。

 

裁量が少なければ
選べる手段も少なくなります。

 

言われたことしかやらない社員は
やる気がないのではなく
選べる手段が少ないだけです。

 

そして手段を増やすには
先に目的を伝えることです。
目的を伏せたまま裁量だけ増やすと
現場はただ迷います。

 

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目的は伝えた回数で決まります

いろんな会社の社長さんに
会うたびに思うのが

IT参謀会話
どこの会社でも社長さんはかなり
伝えた気になっているのに
社員さんに聞くとびっくりするほど
その内容が正しく伝わっていないこと。

私が現場で何度も
目にしてきたことです。

 

理由は単純です。

社長は自分の言葉を
頭の中で何百回も反芻しています。

 

一方聞く側の社員はその日が初めてです。
この差は1回では埋まりません。

 

朝礼で一度だけ話したことは
その場にいなかった人には
話されなかったのと同じですよね。

 

だから大事なことほど
何度でも話す機会を作ってください。

 

チャットや社内の掲示に
書いて残してください。

 

そうすればいつでも自分で読めます。

 

目的を何度も伝えることは
社長の熱意ではなく
仕組みの仕事にできます。

 

熱意は有限ですが
書いて残した言葉は減りません。

 

 

ちなみに私が働く目的とは・・・

自分の暮らしを大切にしながら
自分の知識と思考を使って
人や仕事が前に進むきっかけをつくること。

 

そして
あのとき村上と話したのが始まりだった
と思ってもらえる仕事をする。

 

言ってみれば
【価値を伝わる形にするプロデューサー】
です。

これを私が毎日目にすることで
私のブログもブレなくなるんですよね。

 

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御社の社員は、乃木ですか、ランボーですか

明日、御社の社員の誰かに
聞いてみてください。

 

会話

「この仕事、誰の何が助かってると思う?」

すぐに明確な答えが返ってくれば
その人はVIVANTの乃木憂助です。
目的を深く理解しているから
こたえられます。

 

もし答えが返ってこなければ
その人は明日のランボーかも。

 

能力は高い。
言われたことはきちんとやる。
それでも何のためにやっているかを
分かっていません。

 

足りないのはやる気ではありません。
その仕事の目的です。

 


伝えたつもりになっていた。
そう思い当たった方は
一度お話ししましょう。

 

  • 何が問題か、まだ言葉にできていない
  • 相談するほどのことか判断がつかない
  • とりあえず一度、話を聞いてほしい

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。