DeNAが「Devin」という
AIエージェントを
全社員向けに導入しました。
南場智子会長自らが最新技術を試し
「AI時代の経営者像を探る」——
そんな記事を読みました。
すごいなと思うと同時に
私の周りを振り返ると
ひとつの違和感が・・・

以前こう言われたことがあります。

パソコンの前に
座ってるくらいなら
仕事しろ
あなたの会社では
笑い話と思われるかもしれません。
でも実際に
こういう現場はあります。
データをまとめる
情報を分析する
連絡をとる——
その作業が「仕事」と
認識されていない。
そういう現場がまだ存在します。
これは個人の意識の問題ではありません。
組織の中に流れている
「仕事とは何か」という
前提の問題です。
こういう声もよく聞いてきました。
部長に確認したいけど
機嫌が悪そうだから夕方にしよう
あの人には直接聞きにくいから
別の人経由で伝えてもらおう
笑い話のようですが
これがとある現場の日常です。
情報は「正しい経路」ではなく
「聞きやすい人」を通って流れます。
あるいは
聞けないまま
止まります。
仮にこの状態の会社に
高機能なAIツールを入れたとします。
おそらくこうなります。

よく使う人と
ほとんど使わない人
に真っ二つに分かれます。
情報を入力するのは
「仕事のできる人」
だけになります。
そうなると、
AIが返すアウトプットは
偏った情報から生まれることに。
ツールは悪くありません。
情報の流れが止まっているのに
流れていると思い込んでいること。
それが問題です。
私がDXを推進するのは
効率化のためではありません。
「仲が悪い相手とは
面と向かって話せない」
「すぐ怒る人には
聞けない」
こうした不要な摩擦を
ITを駆使することで
回避できるからです。
情報は企業の血液です。
その流れを速めることで
意思決定の質が上がります。
Face to Faceが有効な場面はあります。
でも「怖くて聞けない」という場面に
人の力を使うべきではありません。
血液が滞ったままでは
いくら高性能な臓器を足しても
機能しません。
大企業がAIエージェントを
全社導入する時代になりました。
でも中小製造業の現場では
まず問うべきことがあります。
「今この瞬間
現場の情報は経営まで届いているか」
「聞きにくい上司はいないか」
「報告が止まっている場所はないか」
AIより先に
解くべき問題があります。
それが解けたとき
AIは本当の力を発揮しますよ。
| 現場と経営をつなぐDX部長 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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| 支援内容 |
DX推進・IT活用の相談・伴走支援 組織づくり・人材育成の仕組み化 |
|---|---|
| 活動拠点 | 奈良県 |
| 営業時間 | 平日9時~18時 |
| 定休日 | 土日祝 |