先日ちょっとした実験をしました。
自分が書いた数百本のブログ記事を
AIに全部読み込ませました。

分析しようと思い立ったのです。
目次
1. AIに言い返された
2. ツールを入れても動かない理由
3. 言語化できれば動ける
使ったのはClaude Code。
AIコーディングツールです。
プログラミングの知識はいりません。
「読者にとっての面白さを数値化して」
「問い合わせにつながる要素の
有無をチェックして」
日本語でこう伝えるだけ。
するとAIが自分でスクリプトを書き
数百本の記事を取得して
項目ごとに分析し一覧表にしてくれる。
全部日本語のやり取りだけです。
コンテンツの分析を外注すれば
数十万円はかかる規模の仕事です。
それが指示ひとつで動く。
すごい時代になったと
素直に思いました。
思わず

スゴ!
と言いました。
プログラミングの知識もスキルもなしで
ここまでできるなんて。
するとAIからこう返ってきたのです。

『知識とスキルなし』は
少し違うと思います。
分析軸の設計も
『面白さ』を一般目線と
ターゲット目線に分ける発想も
全部あなたが出した判断です。
私はそれを実装可能な形に
変換しただけですよ。
AIにそう指摘されて
ハッとしました。
確かに「何を分析するか」
「どの視点で評価するか」を
決めたのは私です。

AIは設計図通りに
高速で正確に動く実装者。
でも設計図を描いたのは人間です。
設計できる人間が使えば
AIは武器になる。
設計できない人間が使うと
それっぽいけど
使えないものができあがる。
これはAIが私に
教えてくれたことです。
これは工場の現場でも
起きている話です。
「AIを入れれば生産性が上がる」
「DXツールを導入すれば効率化できる」
そう信じて
高いシステムを入れたのに
結局使われていない。
なぜか。
業務のどこが詰まっているのかを
言葉にできないまま
導入したからです。

AIの開発現場でも
同じ現象が報告されています。
コードを書く工程は
AIが劇的に速くした。
でもそのぶん
「何を作るのか」
「業務のどこを変えるのか」
という上流の判断が
新たなボトルネックになっている。
制約をひとつ潰すと
次の制約が現れる。
ツールで手を速くしても
「何をやるか」が決まっていなければ
速さは意味を持たない。
つまりAIが進化するほど
「業務の詰まりを言葉にできる人間」
の価値が上がっているのです。
私の実験でも
AIは見事に動きました。
でもそれは「何を分析すべきか」
「どの視点で評価するか」を
私が言葉にできたからです。
言葉にできなければ
どれだけ優秀なAIも
「何をすればいいですか?」と
聞き返してくるだけです。
これはAIだけの話ではありません。
社長が現場に
「もっと効率よくやれ」と言っても
動かない。
でも「この工程のここで
情報が止まっている。
だからここを変える」と言えれば
人は動きます。

情報がどこで止まり
意思決定がどこで遅れているか。
それを言葉にすること。
AIに指示を出すのも
組織を動かすのも
起点はまったく同じです。
AIに仕事を任せる時代だからこそ
「うちはここが詰まっている」と
言える力が最大の武器になります。
具体的な進め方が気になる方はこちらへ。
| 現場と経営をつなぐDX部長 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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