昨日はGW後半の5月5日
子供の日。
家族でドライブに出かけよう
となりました。
でも行き先が決まりません。
「ドライブが目的だから
どこでもいい」
こう言われると
かえって困るんですよね。
「晩御飯、何がいい?」
「何でもいい」という
たいていどこの家庭でも
繰り返されるアレと同じ構図。
目次
1. なぜ目的地がないと出発できないのか
2. 経営でもITでも同じことが起きる
3. 失敗したシステム導入に共通していたこと
4. その言葉が出たら立ち止まる
5. 結局どこへ行ったか
GWの子供の日です。
どこへ行っても混みます。
有名スポットへ向かえば
大渋滞。
かといって
目的なくグルグル走っても
疲れますよね。
クルマそのものが好きな人なら
単純に走るだけで楽しめます。
でもそうじゃない人は
「どこへ向かっているか」
が分からないと不安になります。
目的地がないと
出発できません。
「どこでもいい」は自由ではなく
宙ぶらりんの状態です。

IT導入の相談を受けていると
これと同じ場面に
よく出くわします。
「何かいいツールはないか」
「DXを進めたいが
何から始めればいい?」
気持ちはよくわかります。
でも最初に聞くことは
いつも一つです。
「どういう状態に
なりたいですか?」
ツールの話はその後でいい。
手法の話もその後でいい。
理想の状態がぼんやりしたまま
「とりあえずツールを入れよう」
「とりあえず会議を減らそう」
と動き出しても
行き先を決めないまま
走り始めるのと変わりません。
途中で迷い、疲れます。
「何のためにやってるんだっけ」
となりかねません。
私の経験からも言えます。
うまくいかなかった導入には
ほぼ例外なく
同じパターンがありました。
「システムを入れること」が
目的になっていたのです。
本来は経営課題を解くための
手段のはずが
いつの間にか
「導入できたか否か」が
ゴールにすり替わっています。
その責任はどこにあるか。
私はシステム屋にあると
思っています。
ただ売りたいだけなのか。
それとも顧客の経営に
本気で貢献しようとしているのか。
システム導入へのスタンスの違いが
「導入して終わり」にするか
その先の効果まで見据えて
提案・設計・導入するかの
分岐点になります。
「売上が上がればいい」
「コストが下がればいい」
その言葉が出た瞬間
私はいつもひと呼吸置きます。
全体が見えていないまま
手段だけが決まっていく
その予兆だからです。
本来あるべき姿と
今の差を見極めること。
そこから問いを立てること。
これは経営の話であって
ITの話ではありません。
が、長くなりそうなのと
今日の主題ではないので
詳しくはまた別の機会に。
冒頭の昨日のドライブ。
結局は「タヌキを見よう」と
滋賀県の信楽に行き
そこから琵琶湖畔の彦根まで
足を延ばしました。

彦根では彦根城を観るわけでも
ひこにゃんに会うわけでもなく
地元のレストランで
ご飯を食べて帰ってきました。

走っているうちに
タヌキ、琵琶湖、ランチとなり
それがそのまま
ドライブの目的となりました。
家族でわいわいなら
迷いながらでも
楽しんでたどり着けます。

でも社員を抱える組織は
違います。
迷っている間に
士気は下がり
人は辞めていく。
目的地は
最初に決めるものです。
| 現場と経営をつなぐDX部長 村上 郁 (むらかみ かおる) |
|
| 支援内容 |
DX推進・IT活用の相談・伴走支援 組織づくり・人材育成の仕組み化 |
|---|---|
| 活動拠点 | 奈良県 |
| 営業時間 | 平日9時~18時 |
| 定休日 | 土日祝 |