現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

Google I/O 2026の発表で見えた、ミランダが本当に必要としていた人

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5月20日(水)未明に
GoogleがAIに関する
大きな発表をしましたね。

「Google I/O 2026」です。

 

リアルタイムで見た人います?
内容がよくわからない?
そもそも発表を知らなかった?

 

それでOKです。指でOK

 

AIの最先端を
常に把握する必要があるのは
ほんのひと握りの人だけです。

 

多くの経営者にとって大事なのは
自社の課題に何がフィットするか
その見極めのほうですからexclamation

 

私も最先端を
すべて把握しているわけでは
ありません。

 

お客様の課題に対して
何が最善かを一緒に考える。
それが私の仕事です。

 

さて、今回の発表の
主なキーワードを並べておきますね。

 

 

  • Gemini 3.5 Flash(高速AI)
  • Gemini Omni(動画生成)
  • Search agents(検索の自動監視)
  • Gemini Spark(常駐AIエージェント)
  • Daily Brief(朝の優先事項整理)
  • AI Ultraプラン(月額100ドル新設)
  • Antigravity(AI開発基盤)

 

 

もちろん全部を追う必要はありません。

 

この中で私が目を止めたのは
Daily BriefとGemini Sparkです。

 

 


Geminiは「AI秘書」になる

Daily Briefは
メールとカレンダーを横断して
朝に「今日の優先事項」と
「次の行動案」を提示する機能です。

 

Gemini Sparkは
Google製品を横断して
ユーザーの仕事を常時サポートする
AIエージェントです。

 

さらに条件を渡しておけば
競合情報や業界ニュースを
自動で見張り続ける機能も出てきますdouble exclamation

 

まだ段階的に提供される予定の機能で
今日からすぐ全員が使えるわけではありません。

 

ただ方向性は明確です。

 

AIはチャット相手ではなく
秘書になる、ということ。

 

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思い出した2本の映画

「AI秘書」という言葉が
頭に浮かんだ瞬間
私は2本の映画を思い出しました。

 

「プラダを着た悪魔」と
「マイ・インターン」です。

 

どちらもアン・ハサウェイが主演。
奇遇ですねうれしい顔

 

特に「プラダを着た悪魔2」は
5月1日に公開され興行収入30億円を突破。
2週連続で週末興行収入1位と
大ヒット中です。

 

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アンディは何をしていたか

「プラダ」のアンディは
カリスマ編集長ミランダの秘書です。

 

ミランダが何を必要とするかを先読みして
聞かれる前に揃えておく。

 

スケジュール管理
情報の整理
優先順位の判断——

 

Googleが今回発表した機能と
ほぼ重なります。

 

実は私自身
前職でこれをやっていました。

 

経営企画という肩書きで
社長直下で動いていた時期です。

 

外部セミナーの講演依頼が来ればカラオケ
内容を整理して社長に伝える。手 (パー)

 

登壇が決まれば
スライドを調整してパソコン
当日の機器と先方環境を確認して携帯電話
会場でセッティングする。ビル

 

懇親会のあと、二次会の話になれば
北新地を走り回ってお店を押さえたり。走る人

 

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ベンが担うのは別のこと

一方「マイ・インターン」のベンが
若い経営者ジュールズに
していたことは情報整理ではありませんでした。

 

経験から来る視点を渡すこと。目
感情的なフォローをすること。もうやだ〜 (悲しい顔)
信頼関係の中で本音を引き出すことぴかぴか (新しい)——

これはAIには担えません。

 

プラダを着た悪魔の終盤
パリでミランダが
夫から離婚を告げられる場面があります。

 

ミランダは一瞬だけ弱さを見せて
すぐに完璧な編集長に戻る。

 

アンディは何も言えないまま
その場にいるだけでした。

 

当時の私も同じです。

 

北新地を走り回ることは
できました。

 

でも社長の判断や葛藤に
自分の経験から何かを言う力は
持っていませんでした。

 

今思えばあの頃の私は
アンディ型が9割でしたね。

 

 

あれから10年以上が経ちました。
起業して失敗もしました。
現場と経営の間で
何度も板挟みになりました。

 

今は経営者と同じ目線で
判断に迷う場面を
共有できる立場にいます。

 

ベン型の重要性が
はっきりとわかるようになったのは
そういう経験を重ねたからです。

 

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アンディ型が見えたから、ベン型が見える

「AIはアンディ型」という見方は
すでにIT系の論者が言い始めていますね。

 

私もそこは同意します。

 

先読みして整える仕事は
AIが確実に得意な領域に
入ってきました。

 

ここで大事なのは
アンディ型とベン型の
優劣ではありません。

 

アンディ型の実装の見通しが
ついてきたからこそ
ベン型の輪郭がこれまで以上に
はっきり見えるようになった——

 

ここに重要な気づきがあります。

 

アンディに任せる仕事を
言語化しようとした瞬間に
「本当は誰かと話したかった問題」が
浮かび上がってくる。

 

 

委ねられる仕事を
明確にする行為が
委ねられない問題を炙り出すのです。

 

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AIに任せる仕事を明確にした会社だけが見えるもの

AIに任せられる仕事を
きちんと明確にした会社だけが
人にしかできない仕事の価値を
正しく評価できるようになります。

 

アンディへの指示が整えば整うほど
あなたが本当に必要としている
ベン型の要件が見えてきます。

 

Google I/Oの発表を
「AIが便利になった話」で
終わらせてほしくない理由は
そこにあります。

 

アンディに任せること
ベンに頼むこと。
その仕分けから
一緒に始めませんか。

 

お問い合わせはこちら

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。