現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

戦力外の私を変えた「好きなことをしてくれたらいい」という一言

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「拾ってもらって感謝しかない」

 

報道で目にしたこの言葉に
手が止まりました。

 


※生成AIによる架空の選手です。念のため。

 

 

阪神から戦力外通告を受け
中日に移籍した板山祐太郎選手。

 

移籍先では開幕から一軍に定着し
古巣・阪神戦でタイムリーを放つ活躍。

 

山本泰寛選手も同じく阪神を戦力外となり
中日で自己最多の出場数を更新しています。

 

ふたりとも阪神では
「不要」と判断された選手です。

 

 


私にも同じ経験がある

この言葉が刺さったのには
理由があります。

 

私自身が解雇通知を受けた
人間だからです。

 

前職の会社が経営難に陥りました。
ある日突然に会議室に呼び出され

会話

明日から来なくてよい

そんな、海外ドラマのワンシーンみたいにexclamation and question

 

それからわずか1か月後
会社そのものが倒産した。

 

なんとなく危ないとは感じていた。
でもこれほど早いとは
思っていませんでした。

 

会社がなくなった以上
自分で動くしかない。
前職時代のつながりを頼りに
独立という道を選びました。

 

でも時は2019年末から2020年。
コロナ禍の真っただ中でした。

 

営業しても人に会えない。
提案しても話が進まない。
波に乗るどころか波そのものが来ない。

 

そのときに声をかけてくれたのが
今の勤務先、
株式会社新免鉄工所の
新免謙一社長でした。

 

うちで一緒にやりませんか

待遇でも条件でもなく
この一言がどれだけ救いだったか。

 

今でも鮮明に覚えています。

 

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「必要だ」の一言が人を変える

入社してすぐ社長から言われたのは
こんな言葉でした。

 

好きなことをしてくれたらいい

これを聞いたとき
私は信頼だと受け止めました。

 

そこでまず手をつけたのは
インフラの整備です。
Wi-Fi環境を見直し
PCの配置を組み替えた。

 

次はクラウド化。
チャットツールや
ファイル共有の仕組みを導入し
情報の流れを作り直しました。

 

さらに採用。
これも任せてもらえた。

 

社長から拒否された記憶は
一度もありません。
否定された記憶も
まったくない。

 

「好きなことを
してくれたらいい」

 

この言葉は放任ではなく
「あなたを信じている」
というメッセージでした。

 

板山選手の
「拾ってもらって感謝しかない」

という言葉と私の当時の気持ちは
まったく同じです。

 

給料の話ではありません。
ポジションの話でもない。

 

「あなたが必要だ」

 

たったそれだけで
人間のスイッチが入ります。

 

阪神では
一軍に立てなかった選手が
中日では開幕スタメン。

 

古巣を相手に
勝負強い打撃を見せている。

 


※生成AIによる架空の選手です。念のため。

 

環境が
人を変えたのではありません。

 

「必要とされた」という事実。
それだけが変えたのです。

 

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「戦力外」は誰が決めたのか

板山・山本の両選手に
共通していることがあります。

 

阪神で能力が
落ちたわけではない。

 

出場機会がなかった。
評価する目が変わった。
ただそれだけです。

 

これは人材の問題ではなく
組織の問題です。

 

あなたの職場にも
「もう伸びないだろう」
と思っている社員がいませんか。

 

その人に
「あなたが必要だ」と
伝えたことはありますか。

 

承認の言葉が
人を動かすという話は
よく聞きます。

 

でも私は
「必要とされること」そのものが

人の根っこを変えると
自分の体験から確信しています。

 

給料を上げる前に。
評価制度を変える前に。

 

あなたがいてくれてよかった

その一言を今日誰かに
伝えてみてください。

 

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解雇も倒産も経験した人間だからこそ
話せることがあります。

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。