現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

梅田ダンジョンで1時間迷って気づいた「社員が動かない理由」

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昨日、午前中でひと仕事終え、
さぁ会社に戻ろうかというタイミングで
家族からLINEが来ました。

嵐のモニュメント見てきて。

 

指示された場所はうめきた広場。
うめきたエリアは
ほとんど行ったことのない場所です。

 

まぁGoogleマップみればいいか
と安請け合いしたのが間違いでした。

 

たどり着くまでに
かなり時間がかかりました。

 

そしてやっとモニュメント見つけたら
当然ながらものすごい人。

 

ベストポジションで撮影したければ
列に並んでなんと3時間待ちexclamation and question

 

私自身は嵐のファンでもなんでもないので
圧倒的に女性ばかりの中、
遠くから写真だけ撮って
そっとその場を後にしました。

 

さあ、帰ろう!
といつもの駅に向かいましたが、
なんとここからまた迷いました。

 

梅田の地下街は別名「梅田ダンジョン」

 

7つの駅が地下でつながり
通路は斜めに交差し
地下1階を歩いていたはずが
いつの間にか地下2階にいたりする。

 

大阪の人間でも
迷子になるほどの地下迷宮です。

 

でも私は大阪で生まれ育ち
今の会社も梅田の近く。
まぁすぐに帰れるだろうと・・・
それがうかつでした泣き顔

 

2、3分も歩くとまったく現在地が
わからなくなりました。

 

例えば御堂筋線梅田駅の横。

あれ、ここ通れたはず・・・
そう思った場所が工事で
封鎖されていました。

 

気持ち的には1時間ぐらい
うろうろしてへとへとになって
やっと見知った場所に出ました。

 

いかに自分が慣れた道しか
歩いていなかったか。

 

コンフォートゾーン※に
どっぷり浸かっていた
ということに気付きました。

 

※ストレスや不安を全く感じず、
心理的に「安心・安全」でいられる
領域のこと

 

 


社員が慣れた道を歩く理由

会社の中でも実は
同じことが起きています。

 

いつもの手順。
いつもの報告ルート。
いつものやり方。

 

それを外れた瞬間に
動けなくなる社員と
その姿を見て「自分で考えろ」
というリーダーや経営者

 

社員が慣れた道しか歩かないのは
はたして本人だけの問題でしょうか。

 

道を一本外れただけでも
聞いたら怒られる。
言ったら否定される。
失敗したら詰められる。

 

そんな環境で誰がわざわざ
慣れた道の外に出ようとしますかexclamation and question

 

ある業務システムの
ユーザー事例発表会で
職人の方が話していました。

 

本業は現場仕事。
でもシステム導入を
任されたことで
いろんなことを自分でやる
自信がついたと。

 

それは、いつもの慣れた道の
外に出た人の言葉でした。

 

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経営者のチャレンジと社員のチャレンジは違う

経営者は自らコンフォートゾーンから
出ざるを得ません。

 

それは常に学んでいるから。
変化が必要だとわかっているから。
だからセミナーに行く。
だから異業種の人に会う。

 

常に新しいことに挑む。

 

自分がコンフォートゾーンを
出ているから
社員にも同じことを求めたくなる。

 

「なぜ挑戦しないんだ」
「なぜ自分で動かないんだ」

 

その気持ちはわかります。

 

でも経営者のチャレンジと
社員のチャレンジはまったく別物です。

 

経営者は自分の意思で出ている。
自分で決めて自分でリスクを取っている。

 

社員はそうではありません。

 

新しいやり方を試して
失敗したら
怒られるのは自分です。

 

意見を言って否定されたら
損をするのは自分です。

 

同じ「チャレンジ」でも
立場が違えば意味がまったく違います。

 

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関係性と仕組みの両方がいる

では社員が慣れた道の外に
踏み出すには何が必要か。

 

まず必要なのは関係性です。

 

聞いても怒られない。
言っても否定されない。
失敗しても詰められない。

 

この土壌がなければ
誰も動きません。

 

そして関係性だけでも
足りません。

 

先ほどの事例発表会の例では
現場からこんな声が出たとのこと。

 

「新しいこと覚えられません」
「マニュアルないの?」
「今までの仕事変えていいの?」
「全部完成したら教えて」

 

最初はそうなんです。

 

でも少しずつ使い始めると
便利さが伝わっていく。
周りも興味を示し始め

 

最初に抵抗していた人たちも
巻き込まれて
使うようになった。

 

「やれ」と言って
やらせたわけではありません。

 

仕組みを入れて
関係性を整えた結果
人が動いたんです。

 

関係性と仕組み。
この両方が揃って初めて
社員はコンフォートゾーンの

外に踏み出せます。

 

参考:kintone hive 2026 ユーザー事例発表

 

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コンフォートゾーンの外には何がある

私は転職が多い人間です。
一般的に見れば
コンフォートゾーンから

外れて外れて
生きてきたほうだと思います。

 

でも今の自分があるのは
いろんな職場で
いろんな立場の人と出会い

経験を積んできたからです。

 

コンフォートゾーンの外に
出ることで
見える景色が変わりました。

 

これは会社を辞めなくても
できることです。

 

社員が
いつもと違う立場の人と関わる。
いつもと違うやり方を試す。

それだけで視野は広がります。

 

そして会社にとっても
大きな意味があります。

 

「この仕事は
あの人しかできない」

そんな属人化は
社員が慣れた道の中だけで
動いているから起きるんです。

 

コンフォートゾーンの外に出れば
社員の視野が広がる。
属人化が減る。

社員にとっても
会社にとっても
プラスしかありません。

 

だからこそ
その環境を整えることが
大事なんです。

 

関係性と仕組み。
どちらが欠けても
人は慣れた道の外に出ません。

 

私も含めて。

 

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同じ壁を感じている方、
一度話しましょう。

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。