現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

高所恐怖症の私がクレーンに登れた理由

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昨日、クレーンの上に立ちました!

私、実は高所恐怖症なのに。

架空のクレーンの上で見上げて撮影

天空(架空)のクレーンで撮影する私

 

実際の高さは11.5mですが
100mくらいに感じましたよあせあせ (飛び散る汗)

 

会社のクレーンメンテナンス
説明動画の撮影をしました。

涼しい顔でメンテする人たち

涼しい顔でメンテする人たち

 

スマホカメラを構えたまま
みんなについて階段を
上がっていったので
その高さに気付かなかったんですねー。

 

そして気づいたら、クレーンの上。

 

 

周りを見渡した瞬間
時すでに遅し
足がすくんで
へたり込みました。

 

マジで、立てない。

 

高さを克服できたんじゃないんです。

高さに気づかないまま
登ってしまっただけ。

 

でもね。

IT参謀会話
ひょっとしたら、
意識しなければいけるのか?

ってちょっと思った。
ここに、IT嫌いな人への
アプローチのヒント
がある気がしました。


IT嫌いは食わず嫌いか

私はピーマンと玉ねぎが苦手です。
でも調理次第で食べられちゃいます。
「食わず嫌い」って、なんとかなる話です。
一方、「高所恐怖症」は違う。
「慣れる」「紛らわす」で
克服できるものじゃない。

 

ITが本当に嫌いな人も
高所恐怖症と同じなのかなと。

 

PCの前で固まっちゃう人でも
LINEは普通に使えていたりするんですよね。

 

「ITが嫌い」なんじゃなくて
「あの画面・あの操作」が
拒否反応の原因なんじゃないかと。

 

つまりITを嫌いな人って
なんとかすれば食べられる
「食わず嫌い」ではなく
どうにもならない「高所恐怖症」に近い。

 

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気づかなければ怖くない?

Suicaで改札を通るとき
「いま、ITを使っている」と
意識する人はいませんよね。
カーナビで行き先を調べるとき
「AI活用中」と
身構える人もまぁいない。
コンピュータ科学者の
マーク・ワイザーという人がいます。
「コンピュータは空気みたいになるべきだ」と
1991年に言った人です。

「ユビキタス」とは
「どこにでもある」という意味。
使っていると意識しなくても
気づいたら使っている状態——
それが理想だと
30年以上前に書いています。

 

論文の中にこんな一文があります。

 

「最も深い技術は姿を消す。
日常生活の織物に織り込まれ
それと見分けがつかなくなる」

(Mark Weiser,
“The Computer for the 21st Century”,
Scientific American, 1991)


気づかれないほど
自然に使われているものが
実は最も進んだIT。
これが本質なんじゃないかな
と思っています。

 

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「DXやります」の瞬間、足がすくむ

「ITを使える人を増やす」
それ自体は間違っていない。

 

でも「DXをやります」と
宣言した瞬間、IT苦手な人は
えっ!と表情がこわばる。
そこで足がすくむ。

 

じゃあ、こう話しかけて

みたらどうでしょう?

IT参謀会話

この作業、毎回しんどくないですか?

会話

確かになぁ・・・

となったら
いっしょに改善をしていく。
その人は知らず知らずのうちに
ITを使い始めているっていうアプローチ。

「これ、ITを使ってる」と
わざわざ知る必要も
知らせる必要もないんです

 

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景色のきれいなところへ

高いところへ連れて行くのでなく
景色のきれいなところへ誘う。
気づいたら高いところにいた。
それでいいんですよね。

 

ゴールは
ITを好きにさせることじゃない。
ITと気づかなくても
仕事が回る環境を作ること。

 

今日、クレーンの上で
へたり込みながら
そう確信しました。

高所が平気な人たち
がメンテナンスを終えて
やっと降りてきましたよ(笑)。

 

 

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。