現場と経営の断絶を解く。
中小製造業のDX部長が書き続けるブログ

自治会の総会案内が届いた朝、AIと「知識の天井」について考えた

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今朝、一通の封書が届きました。
来期の自治会総会の案内でした。

 

私も数年前に自治会長を引き受けた経験があり
今はどうなってるかなと思って
開いてみました。
すると、議題は

 

「班の統合について」
「脱会対策について」

 

変わってないな、というのが
最初の感想でした。
いや、もっと深刻なのかもと思って
中身を読んでみました。


なんだか寂しいな、というのが
正直なところです。

 

本来なら「今年は何をやろうか」という
場のはずが
気づけば「どう縮まないか」を
話し合う場になっています。

 

自治会の課題は、何年経っても変わらない。
それが少し、重かったです。


今日、その封書をきっかけに
AIと対話してみました。

 

最初はGeminiと。
「自治会の加入率低下を
どう考えるか」という問いから
始めました。

 

するとGeminiはこんな事例を
挙げてきました。

 

東京・青梅市の自治会連合会では
地元の商店や企業と連携して
会員向けの優待制度を作り
「入っていると得がある」という
実利的な動機を設計した。

 

岡山市では2002年から
電子町内会を導入し
回覧板や防災情報をネットで完結させることで
現役世代が参加しやすい仕組みを整えた。

 

島根県雲南市では
小学校区を単位とした地域自主組織を作り
市の施設を住民が指定管理する形で
運営の主体を渡した。

 

これを見たとき、あ、
知識の天井が突き破れると思いました。

 

ふつうの地域の会議室には
こういう情報が入ってこない。
集まった人の「知っていること」と
「経験してきたこと」の総量が
そのまま議論の天井になっていたんです。

 

しかも発言力のある人の意見が
通りやすい構造もある。
だから何年経っても
同じ課題が繰り返されるのかもしれません。


Claudeにも聞いてみました。
「本来、自治会は何のためにあるのか」
という問いを立てると
自分の中にある答えが
少しずつ形になってきました。

 

体の弱い人は弱い人なりに。
小さい子やお年寄りは
その安全性を守りながら。
ガンガンやりたい人と
静かに暮らしたい人が

 

無理矢理同じ型に押し込められるのではなく
「やりたいことで助け合う」。
それが地域コミュニティの
本来の姿じゃないか、と。


対話の中で、こんなやり取りもありました。

 

「ゴミ収集の籠を、非会員には
使わせない自治会もあるらしい」
という話をしたとき
AIはこう返してきました。

 

罰則で引き止めるのは
組織が本質的な魅力を失ったときに
出てくる末期症状に近い。
数は維持できても
中身は空洞化していく、と。

 

言い得て妙だと思いました。
入りたいと思わせる魅力がなければ
縛りつけるほど内側は空になっていく。

 

これは自治会だけの話ではありません。
採用がうまくいかない会社が
在籍ボーナスで人を引き止めようとするのと
構造は同じです。


ただ、ひとつ付け加えておきたいことがあります。

 

AIが出せるのは「選択肢と構造」です。
「この地域の、あの人たちと
この関係性の中で、どう動くか」
それはAIには判断できません。

 

でもその「どう動くか」を
考えるための土台を
これほど短時間で広げてくれるツールは
今まで存在しませんでした。

 

「知識の天井を超える」という感覚を
今日初めて、具体的に体感しました。


あなたの会議室では、どうでしょう。

 

毎月同じ課題が繰り返されていませんか。
発言力のある人の意見だけで
動いていませんか。

 

AIを持ち込むことで
その天井を一枚、剥がせるかもしれません。


同じ壁を感じている方、一度話しましょう。

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お問い合わせ

現場と経営をつなぐDX部長
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 DX推進・IT活用の相談・伴走支援
組織づくり・人材育成の仕組み化
活動拠点 奈良県
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定休日 土日祝

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現場と経営をつなぐDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

「ITを入れたのに、現場が動かない」——
その声を、製造業の中から
聞き続けて10年以上。

C言語エンジニアから
起業・倒産・再就職を経て、
今は中小製造業のDX部長として
現場と経営の橋渡しを
実務でやっている。