生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

紙かデジタルか以前にやるべきこと

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むらかみさんはニコニコして
人の話を聞くだけで何もしてくれへん

 

その昔、面と向かって
こんなことを言われたのを
思い出しました。

 

ええ、だってその当時は

そこから先は自分の仕事じゃない、
聞いてあげることが自分の仕事、
話すだけ話せば気持ちも晴れるでしょ

 

ってホントに思っていたから。

 

 

 

話したからには何かしてくれる、
動いてくれるだろうという期待が高まる。

 

でもこちらは端から
そんなこと思ってないから
全く動かず。

 

この時に本当に必要だったのは
ただ話を聞くだけじゃなく、
できること、できないこと、
やること、やらないことを
ハッキリ伝えることでした。

 

当時の仲間には悪いことしたなぁ。

 

 

DX事業部とはデジタルという
ツールを使って、
働き方や在り方を変えていく部門
だと考えています。

 

先日参加したセミナーの
タイトルは『DX成功のコツ』。

 

smooth株式会社の中野祐希氏の
お話を聞きました。

 

そこで出た話が
「入力に始まり一覧に終わる、
徹底すべきは一覧から逆算した入力」
というもの。

 

「一覧に何を表示するか、
からさかのぼって入力項目を決める。

 

ゴールのイメージがないと、
何がどうなるのかわからず
メンバーは入力してくれない。

 

確かにその通りだ。

 

 

私はシステム導入時に
最初のハードルを下げようと思って
「とりあえず必要最低限だけ、
まずは入力だけしてくれたらいいから」
と伝えていたけれど

 

入力しろと言われる側からすれば
その情報がどう表示されるのか
何の役に立つのかが分からなければ
やる気はしないな。確かに。泣き顔

 

 

 

そこでゴールを見定めるべく
今日は現状をヒアリングしてみたところ

懸念される問題点が明らかに。

 

要するに紙かデジタルか以前に
業務フローがはっきり決まっておらず、

 

担当者の気分次第?で
仕事の手順が変わるのが
問題だとのこと。

 

しかもその仕事を振られた側は
判断できないことを
丸投げされることもあり、

 

聞けば聞くほど
フラストレーションが
たまっているのがよくわかった。

 

 

そして冒頭の話、
「むらかみさんに言っても
何も動いてくれない、何も変わらない」
といわれた場面を思い出しました。

 

社員の愚痴を聞くことも多い仕事なので
今、特に気を付けていることが

「すぐに動くこと」そして
「過度に期待させないこと」。

 

なんでもDX事業部がする、のではなく
現場、当事者同士が話をして
現場がうまく回る方法を
現場で編み出すのがベスト。

 

そしてそれが部分最適にならないように
全体最適の考え方を伝えていくのが私の仕事。

 

業務フローの見直しは
前々から気になっていたところ。

 

 

あれ連絡してくれた?

これは入力してない?

 

それどうしたらええの?

 

不毛なやり取りが目の前で
交わされていると思ったら
やっぱり不毛だった。

 

よし、明日から具体的に
業務フローの見直しを
現場に考えてもらおう。

 

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中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。