生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

知られざるガリバー。中小製造業は「人」です。

オススメ記事

LINEで送る
Pocket

vol.743

 

製造業は設備産業
だといわれます。

 

腕一本でものを作り出す
職人さんもいますが、

工業製品を作り出すには
設備が必要です。

 

削ったり曲げたり切ったり
穴をあけたりする機械ね。

 

溶接したり肉盛りしたり、
いろんな機械があります。

 

 

 

そしてそのどれもが
まぁまぁな値段がします。

 

 

 

よく聞くのは、
全く同じ設備を持っていたら
全く同じものが作れる、ということ。

 

理想はその通り。
でも実際には違うんですよ。

 

A社で作った部材と
B社で作った部材は、

 

同じXという設備で
生み出されたものだとしても
完全に100%同じではない。

 

それまでにどれくらいの量を
生産したのか、稼働率はどうか、

 

どんな材料を使ってきたか、
環境やいろんな要因で
その設備の生み出すものは
若干変わってきます。

 

そして一番の違いは
それを扱うひと。人間です。

 

不思議なもので、
ほぼ同じものを作っている設備でも、

 

扱う人が変わると
出来上がりも微妙に違うんです。

 

中古の車を買うと
前に運転していた人の
癖がついてるって
思うことあるでしょ。

 

それと同じかもしれません。

 

 

 

そして同じ問い合わせが来ても
Aさんはできます!
って答えるけど

 

Bさんは難しいかも・・・
って渋い顔で答えます。

 

同じ設備を持っている2社に
同じ見積もりを依頼したら
答えが違う。

 

それはAさん自身と
Bさん自身の経験や知識が
違うから。

 

そして積極的に
チャレンジしたいのか

 

少しでも確度の高い
答えをしたいのか、

 

仕事への姿勢や
案件の欲しさ(笑)
によっても対応は変わります。

 

 

 

設備が同じでも
そこで働く人が違うと、

 

お客さんが感じる価値も
全く違う。

 

 

 

中小製造業はここが大事。

 

 

 

先日『知られざるガリバー』
という番組で

 

栗本鐵工所の社長が


「ものづくりだけでは
生き残れなかった、

アフターフォローや。」

とおっしゃっていました。

 

製造業が生み出す価値は
直接的にはまさに
物を作っている瞬間

なのですが、

ものを作り続けるだけでは
生き残れなかった。

 

その前工程や後工程が
大事だったという話。

 

 

 

『知られざるガリバー』は
圧倒的にオンリーワンの技術に
フォーカスしており、

大企業が取り上げられやすいです。

 

 

 

一方、中小製造業の
知られざるガリバーは

ズバリ

 

あっちの工場とこっちの工場で
持っている設備は同じでも
それを動かす人は違う。

 

毎日メンテナンスを
しっかりしてるかどうか、

 

設備の扱いに長けているか
どうかなどで全く違う。

 

だからこそ、
中小製造業はもっと
「人」を前面に出すべきですよ。

 

 

LINEで送る
Pocket

お問い合わせ

中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

コメントを残す

           

中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。