生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

教えすぎたらどうなりますか?

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vol.648

 

昨日のブログでは、
自分ができるからって人に

 

なんで出来へんねん!
って叱るのはお門違いでっせ!

っていう人材育成のこと
を書きました。

 

 

 

するとブログ仲間から

 

人材育成は何も
教えないのがいいかと

 

っていうコメントを
もらいました。

 

教えすぎたら
その範囲内しかやらないから
とのこと。

 

その人は何かそういう
経験があるんでしょう。

 

 

 

教えすぎるって、
「こうしなさい!」
っていうのが強すぎる
ってことかな。

 

確かに
業務フロー
ガチガチ
で、

 

自分で工夫する余地が
ない仕事って
面白くないですね。

 

 

 

教えすぎてガチガチに
仕事を作り上げて
してしまっていると、

 

自分で考えなくてもいいので
一見楽な現場に見えます。

 

でもね。

 

おもろないよ~
そんな職場。

 

 

 

一見、ガチガチに
やることが決まってて

 

人間が歯車のように
決まったことをし続ける
イメージがある
製造業の工場も、

 

実は絶え間ない工夫で
利益を増やす取り組み
をしています。

 

 

 

案外クリエイティブ
なんです。
良い工場って。

 

 

ある工場では
3S(サンエス)活動
に力を入れていました。

 

整理、整頓、清掃の
それぞれのローマ字
先頭のSを取って3S。

 

職場で、工場で、定期的に
業務を見直して少しでも

 

生産性が上がるように

工夫していく活動です。

 

3S活動に力を
入れている職場では

 

特にパートさんが
とてもよく働いていました。

 

へたな社員よりも
ずっと会社のことを
考えてくれていましたね。

 

新しく入社したパートさんは
初めのうちは覚えること、
教わることが多くても、

 

3S活動を通じて
だんだん自分たちで
考えるようになり、

 

工夫していくように
なっていました

 

 

 

こうしなさい
ではなく

 

今のやり方はこう。

でももっといい方法が
あったら
教えてね

 

くらいのほうが
うまく行きます。

 

上司に言われるとおりに
するだけの職場もそう。

 

おもろないわ~
そんな職場。

 

 

上司って、新人より
経験も知識も持ってるから
上司なわけですが、

 

盲目的に上司に
従うだけの部下を
作ってしまうと、

 

現場はそれ以上
よくなりません。

 

 

 

よく言うでしょ。

 

イノベーションは
若者、バカ者、よそ者
から始まるって。

 

 

 

経緯を知らない人のほうが
その業務の無駄なところや
改善点が見つかります。

 

 

 

今のやり方が一番良い
なんてことはないんです。

 

決めたその時は
それがベストだった
かもしれないけれど、

 

時間が経つにつれ
もっといい方法が
必ず出てきます。

 

 

 

頭ごなしに
叱りつけることで、

 

このイノベーションの芽を
摘んでいることを
自覚しましょう。

 

 

私は製造業に入って10年弱、
「教えすぎた」っていう会社を
見たことがありません。

 

ガチガチにやることが
決まっているように
見える工場でも

 

実は地道な改善で
常に良くなっています。

 

 

 

否定すべきは
教えすぎる教育ではなく、
変化を嫌う体質です。

 

 

 

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中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。