
先日、ある事例発表会でMG(マネジメントゲーム)の話が出ました。テーマは「継承」。開発者が高齢であることもあり、今後MGをどう未来に引き継いでいくのかという真剣な話でした。
その中で、「MGは野球の素振りやゴルフの打ちっぱなしのようなもの」という一言に、私は深く頷きました。なるほど、MGはまさに“訓練”なんだ、と。
※AIに作画してもらったので、ゲーム盤は正確でないですが大目に見てください。
「継承」と聞いて、私は自然と「一子相伝」という言葉を思い出しました。これは特定の技や秘訣を、一人の後継者のみに厳密に引き継いでいく文化で、伝統芸能や武道の世界で今も生きています。私はこの言葉を漫画『北斗の拳』で初めて知ったクチです(笑)。
一子相伝には、技を間違いなく次代へ渡すという重みがあります。しかし、MGに求められているのは少し違うと感じています。MGは「広く、より多くの人が体験し、訓練として繰り返すことで、実戦(=経営現場)に効いてくる」もの。
MGはただの座学ではありません。経営の意思決定、資金繰り、利益計算、組織運営…それらをゲーム形式で体感できる、まさに実践のためのトレーニング場。だから私はMGを「素振り」や「打ちっぱなし」と例えるのがすごく腑に落ちました。
– 野球選手が毎日素振りをして感覚を磨く
– ゴルファーが打ちっぱなしで身体に染み込ませる
それと同じように、MGを繰り返すことで、経営感覚が体に馴染み、実際の仕事の現場で自然に判断できるようになる。これはTOC(制約理論)やMQ会計の考え方とも通じる部分があります。
経済産業省が推進する「未来人材ビジョン」(https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531002/20220531002.html)でも、「リスキリング(再学習)には実践的な学びが必要」とされています。MGはまさにそれ。実際にやってみるからこそ、本質的な理解と行動の変化が生まれます。
また、DXの時代には「ノウハウの属人化」が大きな課題となっています。MGを活用して組織全体で思考の型を共有することが、その解決策の一つになると私は考えています。
MGは、誰かひとりにだけ伝える一子相伝ではなく、みんなで繰り返し取り組むことで身につけ、組織全体で勝ちにいくために行う“素振り”のような学びです。
私はMGの価値を広く知ってもらい、体験する人を増やしたいと本気で思っています。そして、その一助になれるなら、これほど嬉しいことはありません。
– まずは各地で開催されているMGに参加してみる
– 社内研修として導入を検討する
– TOCやMQ会計と組み合わせてチーム力強化に活かす
「社員の成長を支える仕組みを作りたい」「経営感覚を全員に身につけてほしい」と思った方、ぜひMGの導入を考えてみてください。
MGのご案内や、社内研修での導入、講師派遣などご相談はお気軽にどうぞ。
MGを通じて、実戦に強い組織を一緒に育てていきましょう。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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