工場管理のみなさん
設備の稼働状況のデータ、見える化できてますか
という方もいる一方で
なかなかデータ収集に
手を打てない企業もあります。
先日うちの子がIoTの研修を
受講してきました。
その講座の冒頭で
と話されたそうですが
そのIoT講座は満席だったそうです。
そう!本質を見ようとする会社も
たくさんあるんです!
当社のIoTは実は2年前に着手。
設備が動いてるときに回るパトランプを
光センサーでキャッチしてデータを蓄積。
月単位での稼働率の算出をしました。
この装置を手作りしました。
その結果は
でした。
数字にしてみると感覚値との違いが
よくわかりますね。
「よく動いてる」「あまり動いてない」
っていうのはあくまで感覚によるもの。
多い少ないは人によって
その基準が変わります。
でも「1日当たり7時間動いてる」
というデータは誰が見ても7時間。
当社には5つパトランプがあり、
まだそのうちの一つだけなので
あと4つ同じ仕組みを
作らないといけない・・・
そこで今、夏休み中のうちの子どもに
アルバイトで仕組みづくりをしてもらっています。
まだ基礎的な段階ですが最終的には
オンラインのダッシュボードで
全設備の状況を閲覧できるようにする予定
見えているようで実は真の姿が
見えていない工場
数字や画像、動画ではっきりと
その本質が見えるようにするのがIT化。
でもITに慣れていない人は
どうもこの「見える化」が苦手です。
設備の稼働データを取るだけでなく
メールやドキュメント、そして
チャットのやり取りなどもすべて見える化。
コメントひとつ、メモ書き一つでも
それが役に立つこともあります。
見積の算出根拠のはしり書きなんか
わざわざ共有するの恥ずかしい?
たとえ字は下手でもそのはしり書きが
後々活きてくることもあるんです。
手書きならなおさら、
字を見ればその時の状況を
思い浮かべられるかも。
会社の仕事に関わることはすべて
会社で必要な人が閲覧できるよう
見える化を進めなければなりません。
という声をよく聞きますが、
基本は全部見せです。
見せる、見せないをいちいち
考えるのではなく、
誰でも見られるところに
すべての情報を保存するんです。
もちろんプライバシーに関することや
経営情報、秘匿性の高いものは
誰でも見られるようにしてはいけません。
権限設定、アクセス制限は
もちろん重要ですのでお間違えなく。
先のダッシュボードの話の続き。
ええ感じのものができたら
外販というか、低コストで
他の会社にご提供したいなー
と考えています。
そう、我がDX事業部は
社内の改革・改善だけでなく
まわりの会社、工場とも連携して
みんながよくなる仕組みを
どんどん提供していきます
<みんなが良くなるイメージ>
TOC(制約理論)は部分最適でなく
全体最適にしていく考え方。
一企業だけがよくなるよりも
取引先も含めてみんなが
よくなる方がいいですよね。
そして地域や業界が良くなれば
笑顔の人も増える。
全体最適の「全体」って
限界が無いなぁ。
限界を作らずどんどんみんなが
よくなることを広げていけたらなぁ
と思いながら、
まずは自社の
部分最適(部署や工程だけの最適化)から
全体最適(会社全体で儲ける仕組み)への
転換を図っています。
うちの子も取得したデータファイルの持ち方や
オンラインへのデータのアップの方法などを
自分で調べながらがんばって
取り組んでくれています。
※これはうちの子じゃないですよ、イメージです。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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ランディングページの制作支援 ITシステムの構築・運用のサポート |
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活動拠点 | 奈良県生駒市 |
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定休日 | 土日祝 |