生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

私が生産管理システム導入に失敗した原因とは

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生産管理システム「エムネットくらうど」
の活用がなかなか進みません・・・。

 

見つけた時は感動!

私としては

 

IT参謀会話

これはすごい!
うちの生産工程を
管理するのにぴったりやん!

と、かなりの期待をもって
導入を進めたシステムです。

 

 

日本ツクリダスという
大阪の中小製造業が
ものづくりをする傍ら、
自らの手で開発したもので

 

私としてはとてもしっくりくる
生産管理システムでした。

 

 

私としては ね。

 

 

でもどうやら現場には
しっくり来ていないみたいたらーっ (汗)

 

なぜ使ってもらえないのか。

 

 

手をこまねいている間に
時間だけが過ぎていく・・・
正直焦りもありました。

 

そしてついにその原因が
分かったかもしれません。

 

すべては自分がやったことでした。

 

 

きっかけは指示ゼロ経営

今年に入って
「指示ゼロ経営」
を学んでいます。

 

 

うまくいってる企業は
リーダーが指示を出さなくても業務が回る。

 

リーダーが決定しなくても
業務を実行するメンバーだけで決めていける。

 

その秘訣を知りたくてこの夏
「指示ゼロ経営マスタープログラム」を受講。

 

 

講義を聞いているときに
ふと思ったこと。

 

IT参謀会話
ん?ぼくが教えすぎなんか?

 

こと、ここに至るまで

私は2年前、防食溶射を主事業とする
大阪の新免鉄工所にIT担当として就職。

 

 

中小製造業のDXを進める立場として
DX事業部という名前まで
勝手に作りましたw

 

そしていろんなシステムを
どんどん導入してきました。

 

前の職場でもほぼ同じことをしていたので
知見はそれなりにたまってきましたので、
ほんとにどんどん進めました。

 

Chatworkの導入に始まり
メールのクラウド化、
Zoomによるオンライン会議対応

 

Dropboxの導入、
Wi-Fiカメラ設置や
勤怠管理システムのオンライン化、

 

中小製造業のIT化を進め
DX(デジタルトランスフォーメーション)
を実現するために今、この会社にいるので
やっていること自体は間違っていない。

 

社長からも承認を得て進めています。

 

 

採用フローも極力クラウドサービスを使い、
来月からは会計処理各種業務システム
本格的にクラウド化が始まります。

 

こう書くとなんだかすごい
先進的な中小製造業の会社
出来上がってそう?(笑)

 

 

でも定着してない。

 

定着というのは、
みんなが日常的に使っている状態。

 

これらのシステムが
本格的に使われている形跡がないんです。

 

私はシステム管理者なので
このへんは全部丸見えです。

 

 

指示ゼロ経営との出会い

こんな状態にもやもやしながら
スタッフとして参加した講義で
耳から離れなくなった言葉。

 

 

人の集団は、課題解決に対し
「自律的に」役割を決める力を持っています。

 

集団の状態は「全員が」創り出す現実です。

「誰かが悪い」という発想を捨てましょう!

 

私がなまじっかITを知っているだけに
導入する際には全部私がお膳立てして
なんならマニュアルも

IT参謀会話
完全なものを用意して
配布するところまでやらなきゃ!

と思ってました。

 

でも指示ゼロ経営を学ぶうちに
「ん?私が全部用意しようとすることが
むしろ社員のIT理解の機会を奪っているのでは?」
と思い始めました。

 

社員の間には

会話
〇〇システム導入って言う前に
相談してくれたらよかったのに

っていう声があったことを耳にしました。

 

会話
〇〇システムより先に
こんなの作ってほしい

という声があることも最近知りました。

 

そう。自分では傾聴のスタンスを
取っているつもりでも
周りには全く伝わっていなかった。

 

私としては、システムのことを
詳しく言ってもどうせ
わからないだろうし眠たいだけだから

 

IT参謀会話
使える状態にして
「はい、どうぞ」って
渡してあげた方が
早く使いこなせる

と思ってました。

 

でもこれがだめだった。

 

私の考えがどうであれ、結果は
システムの押し付け
でしかなかったんですね。

 

 

「何を使うか」より「なぜ使うか」

そもそも人は
「何を使う」「どう使う」よりも
「なぜそれを使うのか」

に納得できないと動かない。

 

「なぜ」の部分を私は
社長とだけ話をして

それを実際に使うメンバーとは
事前の話は全くしませんでした。

 

IT参謀会話
じゃあこれがあれば解決できるでしょ

と私の答えを提示した形。

 

みんなの
「なぜそのシステムを選んだか」
に対してまったく
答えてないんですよねぇ。
今考えると。

 

 

同じ轍を踏んでた!

実は過去にもまったく使われていない
生産管理システムを目にしていました。

 

 

私の前任者が導入を進めたシステムですが、
その方はなまじっかITに詳しいうえに
生産工程を熟知していたため、

 

自分ひとりの考えでシステムを設計し
構築したようです。かなりのお金をかけて。

 

システム導入側の立場から見れば
それはそれですごいなぁと思いますが
そのシステムは現場にまったく馴染んでなかった。

 

それはなぜか。

 

現場作業をする人には何も聞かずに
作り上げられたシステムで、
現場はとても使いにくかったそうです。

 

そう。会社は違っても、人は違っても、
前職で見た使われないシステム
全く同じプロセスをたどっていたのです。

 

ではどうすればいい?

 

長くなったのでこの続きは
また明日書きますね。

 

 

 

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お問い合わせ

中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。