vol.644
パワフル副業者?
なんやそれ?
今日の日経新聞に
載っていた記事。
一つの勤め先に収まらず、
副業を手掛ける人材が増えている。
特に活躍が目立つのは
デジタル分野で、
副業で本業並みの収入を稼ぐ
「パワフル副業者」も現れ始めた。
本業のノウハウを生かし、
中小企業のネット通販や
業務の効率化を支援する。
人材不足で足踏みする
日本のデジタル化の救世主
となるかもしれない。
(2020年11月10日付
日経新聞朝刊15面より)
経営側から見れば、
「このコロナ禍で全員を
丸抱えできなくなったから
自分で稼げる人は
稼いでね。」
働く側からすれば
「やった!複数の
収入源が出来て
お金がたくさんもらえる!」
こんなところかな。
副業なんて
まだまだ日本の多くの
中小企業は無理やね。
管理したい管理職と、
そこそこ働いて
お金がもらえたらいい
労働者。
日本の組織は
基本的に密なんです。
あの人は何してる、
この人はどこに行ってる。
そんなことを気にする割には
必要な情報共有が出来てない。
私も昔は、
他人のことを気にしてばかりでした。
自分の尺度でね。
でも本当のところは
分かりようがない。
一歩会社を出たら
勉強してるか遊んでるか、
他人から見たら
遊んでるようでも
仕事してるかもしれない。
でもそれって、正直
どうでもよくない?
それを管理しないと
いけないような会社で、
管理されないと
いけないような人なら
副業なんて無理。
システム構築の世界では
疎結合
なんて言葉がありました。
疎結合とは、
構成要素間の結びつきや
互いの依存関係、
関連性などが弱く、
各々の独立性が
高い状態のこと。
要は自由なんです。
それでいてそれぞれの
完成度が高い。
会社のコミュニケーションも
もっと疎結合になれば
うまく行くのに。
あいつ何してるとか、
もうメッセージを
読んだのかどうかを
今知りたいとか、
それって自分都合です。
でもほんとに今、
リアルタイムで答えが
必要なことって
実はそんなに
多くないんです。
1時間後でも半日後でも、
明日、明後日でもいい。
要はそのメッセージが
しっかり届いて、
読んだらしっかり
答える関係が出来ていれば
タイムラグがあっても
その間にこちらは
他のことができる。
つまり自律的に
動けるということです。
今、多くの会社は、
多くの会社員は
人のことを気にしすぎやなぁ
と思います。
『管理』にばかり
目が行く組織、
管理されないと
仕事ができない人は
副業なんて無理。
管理するための
システム導入は
けっきょく人を
組織に縛り付けるだけで
自律的な人材を
育成するなんてできません。
しっかり教育された人が
働く組織は
不必要に人のことを
気にしたり忖度する
必要がないので
お互いを信頼して
仕事ができます。
だからオンラインでも、
オンじゃないときに
何をしてるかが
分からなくても問題ない。
だからリモートワークも
うまく行く。
相手を過度に
気にしない
疎結合な組織が、
withコロナ時代に
うまく行く組織です。
いやぁ、私の
ダブルワークを認めてくれる
会社、改めて先進的だな。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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ランディングページの制作支援 ITシステムの構築・運用のサポート |
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