生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

DX成功のカギは“社長の覚悟” ~社員とガチンコで向き合えていますか?~

LINEで送る
Pocket

DX(デジタルトランスフォーメーション)
と聞いて、

会話
新しいシステムを導入すれば
うちの会社も変わるかも

と期待している方、多いと思います。

 

でも、システムが入るだけで成果が出るなんて
そんな甘い話はありません。

 

DXを本当に成功させるためには大前提として
「社長が社員とガチンコで向き合う覚悟」
が絶対に必要です。

 

これがなければ、どんなシステムを入れても
“使われないシステム”で終わってしまいます。

 

覚悟なしに導入されるシステムは使われない

私は過去、SEをやっていたころに
基幹システムからECサイトまで
いろんなシステムの導入を支援してきましたが

 

管理にせよ現場にせよ
「使う人が何を実現したいのか」
がはっきりしていないと、

システムはほぼ確実に“形だけ”で終わります。

 

使う人がそのシステムの目的を
明確に理解していなければ、
結局は“使われないシステム”になり、
導入にかけたお金も時間も無駄に終わります。

 

社員の望みを知っていますか?

石川県商工会連合会主催のセミナーで聞いた
京屋染物店の蜂谷悠介氏(ゆーすけさん)の話はまさに

IT参謀会話

我が意を得たり!

でした。

 

 

ゆーすけさんは、システム云々の前に
「社員と徹底的に向き合うこと」
を実行されました。

 

染物という衰退産業
人口減という環境悪化
赤字経営という三重苦の中で

 

ある時は社員に囲まれ
決算書の内容の説明を
求められることもあったとか冷や汗2 (顔)

注)それだけみんな
疑心暗鬼になっていたということです

 

そんなゆーすけさんが悩みぬいた結果
たどり着いたのが、社員と対話を繰り返し
プライベートや仕事の目標を
みんなで共有すること

 

お互いの信頼関係を強くする土壌を作り、
そこからTOC(制約理論)や
MG(マネジメントゲーム)といった
体験型の研修を徹底活用され、
現場に必要とされるシステムを
構築していきました。

 

 

TOCやMGという共通言語を使って
社長と社員の想いや課題を
一緒に整理していくことで、

システムが「使われるもの」として
機能するためのをまず作ったんです。

 

この「社員と向き合う覚悟」があったからこそ、
V字回復という結果を出せたのです。

 

DXは経営者の覚悟がなければ実現しない

ここで私がお伝えしたいのは、
「システム導入」だけでは
会社は変わらないということです。

 

 

DX成功の本質は、
社長が社員とガチで向き合い、
社員が本気で何をしたいのかを引き出し、
支援する覚悟を持つことです。

 

この覚悟があって初めて、
システムは“使われるシステム”になり、
会社の実力を底上げします。

 

本気の姿勢が社員に伝われば、システムは力になる

経営者が社員の困っている事や
現場の課題に正面から向き合い、
時には反発を受けつつも
ガチンコで向き合い、信頼関係を築く。

 

このプロセスを経たシステムだけが、
会社を変える力を持つのです。

 

「うちの会社もDXで変われるか?」と問う前に、
「自分は本気で社員と向き合っているか?」を
経営者がまず自問してみてください。

 

特に中小企業にとっての
システム導入の成否は、実はツールの選定以上に
「社長の本気度」にかかっています。

 

ガチンコの覚悟で社員と向き合い、
共に未来を見据える経営者だけが
DXという本当の変革を成し遂げるのです。

 

 

 

自分もTOCのジュニアインストラクターの資格を
持っていること、ちょっと忘れてました(笑)

 

DX(IT導入)の前にMGもTOCも、
そしてもっと手前の土壌づくりの大切さも、
お伝えしていかなあかんなーあせあせ (飛び散る汗)

 

 

LINEで送る
Pocket

お問い合わせ

中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

コメントを残す

           

中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。