先日の富山出張は
いろいろ詰め込みすぎて
肝心の富山工場に割く時間が
結果的に足りなかったなぁー
と反省しています。
もっと時間を当てたかった一つが
この問題です。
出張に出る前に
こんな声をキャッチしていたので、
富山工場の表面処理工程の
フン詰まり(ボトルネック)について
富山工場のメンバーと話をしました。
スケジュールを管理しているメンバーからは
という声が出る一方で
当のブラスト作業者からは
という声も。
私なりの理解では
こんな感じの工程でしたが
これだけでは問題点が見えにくい。
解像度が低い、つまり目が粗い。
ぼんやりしてるけど、
ほんとにブラスト工程が問題かな~?
と感じていました。
そうしてヒアリングを進め
業務フローを細分化、つまり
解像度を上げるとこうなりました。
※ほんとはもっといろいろありますが
ここではブログ用に簡素化してます。
この移動、保管、乾燥がクセモノ。
移動は自動では行なえないので
現場の人がクレーンや
フォークリフトで移動させます。
保管や乾燥は人は関わってませんが
場所を取ります。
長期保管ともなると長い間、
けっこうな面積が使えなくなります。
でも一方で
っていう声も。
人の配置、場所の確保、段取り・・・
ここにお休みや割込み案件も入ってくると
その場その場の判断が必要になります。
この、一見複雑に見えるパズルですが
さぁこれからどうしましょう?
TOC(制約理論)では
「大きな山は小さく崩す」
という言葉があります。
業務フローにより流れは
見える化できました。
次は私自身が現場、現物に当たり、
「そんなに言うならやってみろ」
っていうのを少しでも体感した上で
共感を持ちながらみんないっしょに
対策を考えたいと思います。
上長が「ここの段取りはこうしろ」
「〇〇さんはあっちに、□□さんはこっちに」
って全部指示するほうが早い。
間違えたときの修正も
上長が指示すればいいから早い。
昔はこれで良かったんです。
知識も経験もある上長の
指示に従いながら
無言の教育を受け、
部下も学んでいたんですね。
でも今はこれが通用しないんです。
VUCAの時代と言われるくらい
不確実性が増している時代です。
こんな時、たった一人の判断に
全責任を負わせられます?
何が正解かわからない、
逆に言えばいろんな可能性が
考えられる時代
だからこそ
みんなで考えましょう
ということです。
現場も、自分たちで
考えるところから参加すると
やり遂げるモチベーションも上がります。
ただ単に「自分たちでやりなはれ」
では進められないので
私のようなある意味部外者が関わることで
新たなサイクルを回そうという試みです。
みんなで考えるうえで
まず必要なのが
正しい情報をみんなが共有
すること。
私のようなIT経験者が
人事も含めたDXという分野を
担当している理由は
その仕組みづくりためでもあります。
昨今のSNSの問題に
よく見られるような
人と人の間に
溝や壁を作るようなITではなく
人と人を結びつける
ITシステムを構築していくのが
当DX事業部の仕事です。
当DX事業部は
社外に向けたアドバイスも
業務として行なっています。
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中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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