今回の富山出張は
自分なりにひとつの課題を持って
臨みました。
それは部下との面談で
1on1スタイルを意識すること。
1on1とは
Yahooが取り入れて話題になった
面談スタイル。
上司と部下が定期的に
1対1で話をするというもの。
でもそれだけじゃ普通の面談。
【1on1の目的】
①部下のモチベーションアップ
②信頼関係の形成
③普段言えないことを話す
④部下と上司の合意形成
これを読まれた方、
気付きましたか?
上司が言いたいことを
言うだけの面談は
1on1ではない
ということ。
上司は丁寧に話しているつもりでも
部下にとっては話が長いだけでも
高圧的と捉えてしまうかもしれません。
遠隔地の社員の状況は
なかなか正確には把握できません。
それはいろんな情報が
人づてで入ってくるから。
その真偽も正確性も人次第。
そこで私はほめ育やNLPの
考え方を念頭において
話をしてみることにしました。
特にNLPの本を何度も読みなおし
フラットな状態で傾聴の姿勢をもって
まずは相手の話を聞いてみることに。
すると伝え聞いていた人物像とは
ずいぶんと違いました。
本人は、やる気がないわけではなく
はたからは見えにくいだけで
「新しい仕事が楽しみ」って
はっきり言ってくれました。
1on1が流行る背景には
こんなことが挙げられます。
①自分で考えて行動できる
自立型の社員が求められている
②会社への帰属意識を
持てない人が増えてきている
③テレワークが増え、積極的に
対話する機会を意識して
作らないといけない
1on1のスタイルで
ほめ育の意識を念頭に
NLPのテクニックを駆使し
最終的に指示ゼロ経営に
持っていく
これが私が目指す
生産性とモチベーションが高い工場
であるとはっきりわかりました。
今の時代に必要なものが
少しずつ集められてきたなぁ
と実感できた1on1ミーティングでした。
もう一つ分かったこと。
我々50代以降の人には
なかなか難しいですよ。
傾聴って言葉は知っていても
相手が期待したような
反応を示さなかったら
言いたいことがどんどん募って
結果上司ばかりが
一方的に話してしまう。
今回もそんな場面がありました。
一生懸命だからこそ
相手にも反応を求めてしまう。
でも1on1に必要なのは
シンプルに問いかけた後は
ただひたすらじっと待つこと。
相手が反応薄くても待つこと。
ここで耐え切れずに
口火を切ってしまうことが
これまで私も多々ありましたが
今回はめちゃくちゃ耐えました(笑)。
そうすると相手は
自分が答えない限り
上司はにこにこして
こちらを見ているだけなので
頭をひねりながらでも
何かしら答えてくれます。
「こうして自分の頭で考え、
自分の言葉で話す機会を
与えたらええんやなぁ」
と実感できました。
長く話してしまうといけません。
特に我々の世代は
話せば話すほど熱がこもって
語気も荒くなりがち。
相対的に目の前の若手の意識は
遠ざかっていき
それが分かるから
引き寄せようともっと熱くなる。
これがダメ。
1on1は上司にとっては修行ですね(笑)。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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