vol.918
東京オリンピックが終わり、
夏の高校野球が始まりましたねー。
↑
こんなゲームもあるんですね。PS4。
野球は得点を競う球技なので
勝ち負けは分かりやすいですね。
同点延長というのはありますけど、
それは勝敗が決していない
ということで、
勝敗が決するのは得点差という
明確な基準があります。
一方、オリンピックを見ていたら
得点を競うサッカーやテニスは
勝敗が誰の目から見ても
明らかですが、
新体操やアーティスティックスイミング、
飛込、空手の「形」とかって、
高度になればなるほど
優劣ってわかりにくくないですか?
一連の流れやきれいさが
評価されるのは理解できても、
僅差で勝敗が決する場合なんか
特に何が違うのかよくわからん。
プロには理解できるんかも
しれませんけど
例えばボクシングなんかでも
判定で全員一致にならない場合は
人によって評価が違うということ。
今、私は会社の人事考課制度策定
に関わっています。
製造業なので、
国家資格や技能試験などでの
人事考課は分かりやすい。
その技術を持っているかどうかを
資格で判断され、
難しい資格の取得には
それなりの努力も必要と分かります。
人事考課が難しいのが
行動評価。
明るく元気で素直なところ
を評価しようと決めても、
どの程度やれば明るいのか、
声が大きければ元気なのか、
何をどうすれば素直と
認められるのかは
評価される側もする側も
人によって基準が違います。
この評価基準をそろえるのって
めちゃくちゃ難しいですね。
製造業の技能評価が
得点で勝敗の決まる球技だとすれば、
行動評価はそのきれいさを競う
新体操や空手の「形」ですね。
難しいのは、これらの行動評価の基準が
会社によって全く異なるからです。
技能であれば、
溶射は溶射技能の検定があるので
日本全国どこでも
同じ評価ですが
素直さって
何を以って素直とするかが
人によって違います。
この行動評価基準を
そろえる手法として
ルーブリック評価や
ほめ育のほめる基準作り
があります。
人事考課の肝は
評価基準をそろえること。
中小製造業にありがちな、
社長がえいや!で評価したり
社長の好き嫌いで人事が行われると、
評価されない人は
その基準がわからず
不満が溜まります。
なぜほめられたかが
しっかりとした基準のもとであれば、
うちの会社は自分に
何を求めているのか
がはっきりするので
自分は何をすればいいのかを
自分で考えられるようになります。
数年前、製造業にこそ
ほめ育が必要だと強く感じたことを
改めて思い出しました。
さぁ、これからまた忙しくなりますよー
(自分で自分の首を絞めた)。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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