生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

見えないものほど見せると良い話

お客様づくり

LINEで送る
Pocket

vol.886

 

子どもの小学校から
アンケートが来ました。

 

学校での子どもたちの様子を
ホームページや学級通信に
掲載していいかという内容。

 

 

いろいろアンケート項目は
ありましたが

 

子どもの顔が写っているものや
年度や学年と服装などで

個人が特定されるようなものは

載せないように希望しました。

 

 

 

ネットに関する知識があり
自分で判断して
自分で責任を取る年齢ならまだしも、

 

ネットを使うことには長けていても
その怖さ、危険な部分は
まだまだ分かっていません。

 

 

 

小学校でITリテラシーに関する教育を
しっかりしていればまだ分かりますけどね。

 

 

 

すると妻は
「小学校がなんでホームページで
そんなこと発信するんかわからん」
と言いました。

 

私はこう答えました。

「教育委員会からの
お達しとかあったんちゃうか?」

(想像です)

 

「それに情報発信して
良い小学校と思われたら

地域的にも流入者が増えて
街も活性化すると思えば

 

小学校も発信する意味は
あるんちゃうか」

 

 

 

今の時代はまず
ネットで検索して
その存在を確認する、

 

情報を確認する
ところがスタート。

 

企業は特にそうですね。

 

 

中小製造業で継続的な
情報発信をしているところは
まだまだ少ないですが、

 

あまり知られていない
中小製造業こそ
もっとあざとく
情報発信していくべきです。

 

 

あざとく、というのは
本来はずるがしこい、
抜け目がないという意味で

 

ネガティブに捉えれば
わざとらしいですが、

 

最近は相手の下心を利用したり、
相手の心をくすぐる言動を
したりすることを指し、

ポジティブな捉え方も
されるようになってきましたね。

 

このブログでは
狙いを持って
というような意味で

あざといと言ってます。

 

 

 

よく中小製造業の中の人から
「なんでそんな会社の
中のことまで外に
見せなあかんねん」

 

という言葉を聞きますが、
中を見せるから
気にしてもらえるんですよね。

 

町工場なんて
外から見てたら
何をしてるのか、
どんな人が働いているのか
さっぱりわかりません。

 

 

ぱっと見はいかつい人
ばかりに見えても

 

実際にはまじめに
仕事をしている姿や

 

仲間と談笑している姿
を見ると安心して

 

 

この会社に仕事を任せよう、
この会社にうちの仕事を任せたい、
となります。

 

 

 

そこでなんでもかんでも
丸裸になって外に見せればいい、
というものでもありません。

 

そこが中小製造業に必要な
「あざとさ」です。

 

自社製品ではなく
受注して製造しているものなどは

 

そのものずばり
写真に撮るなどできません。

 

するとますます、
そこに関わる人間を撮ることに
意味があります。

 

 

 

でも小学生の顔を
インターネットで公開することには
反対です。

 

そのあざとさは要らんなぁ。

 

LINEで送る
Pocket

お問い合わせ

中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

コメントを残す

           

中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。