甘い経営者はなぜダメなのか？

Tweet

Pocket

vol.680

今日は子どものお迎えで
会社を早退しました。

先日足を怪我して
松葉づえ状態なので
妻が送り迎えしてましたが、

今週は学校が終わるのが
早いらしく

今日と明日の2日間だけ
私がピンチヒッター。

私が中学で足を骨折した時は

うちに車がなかったせいか、

男の子だったからか、
はたまた中学生だったからか、

送り迎えはおろか
大雨のときでも
ひとりで通学しました。

雨の日の松葉づえって、
滑りそうで怖いんですよねぇ。

私の子どものころは
ほったらかしだったけど、

今の子たちは送迎付き
って甘やかされてる？

うちの近くに高校があります。
よく生徒が親の車から
降りてくるところに遭遇します。

これも甘やかし？

自分のときはこうだった・・・
昔はもっと厳しかった・・・

それから比べたら
楽しすぎや、
甘やかし反対！

って、誰と、いつの時代と
比べてます？

小さい子供を狙った
痛ましい事件や事故、

ゆとり教育からの
ゆとり世代、さとり世代。

そして働き方改革。

我々40代後半の人間が
学校に通っていた
30年前、40年前とは、
社会も人も変わってます。

今日、子どもを
迎えに行った後で、

ある経営者の方と
Zoom会議をしました。

その方は
「自分の考え方が
甘いって言われそう」
とおっしゃってました。

相手の話を聞くと
「そういうこともあるよねぇ」

と納得してしまうそうです。

うちの社長もよく

「自分の考え方は
甘いかもしれんけど」
って言います。

社員が楽しく仕事が
できる環境を作りたい

お互いが協力して
褒め合う会社にしたい

私から見ればこの
お二人がおっしゃる
甘さとは、

人の痛みが分かるからこその
共感、思いやり
です。

こういう甘さなら
甘くてけっこう、

甘いのを我慢する
必要ありません。

大甘でいきましょ！

我々世代から上の経営者って
ガンガン進むタイプが多い。

我々も叱り飛ばされた世代なので
なんとかついていけますが、

もう我々の世代までやないかなぁ、
こういうタイプの経営者に
ついていける人たちって。

とにかく厳しく接しても
その裏に隠された優しさを
感じることができる

（もしくはうまいこと勘違いできる）
最後の世代が我々なのでは。

今の若い人たちは
とにかく優しい。

感情を前面に出さない。

だからといって
情熱がないわけではない。

ゲームでもダンスでも、
好きなものには
夢中になれる。

よくよく話を聞いてみたら
ふつふつと炎がちらついている。

そんな感じ。

炎と言えばこの人？

でも内に秘めた熱さ
という意味では

こっちの人のほうが
イメージ合います。

そんな炎を、
我々世代が怒鳴り散らかして
吹き消してませんか？

これからの企業には
彼らの想いや痛みに
共感できる甘い経営者
が必要です。

私が小さいころ、
バスから降りるときに
運転手さんに

ありがとうって言って
降りてる人を
見た記憶がありません。

今はたくさんの人が
「ありがとうございました～」
って言ってるのを目にします。

会社に今日も出社してくれて
ありがとうと思えるか、

就職してるんやから
毎日来て当たり前と考えるのか。

ありがとうの反対語は
当たり前、と言います。

有難いと思えるか、
当たり前と思うのか

24時間働く最後の世代
の私たちが、

あとの世代の人たちに
共感することで
会社は必ず良くなります。

そんな甘い人たちを
私は応援しています。

Tweet

Pocket