生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

私がTOC(制約理論)を推す理由

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TOCって何?
って聞かれたので書いておきます。

 

 

TOCとは
Theory Of Constraints(制約理論)の略で、全体最適を実現するために、制約に集中して マネジメントすることで解決策を導く理論体系です。組織全体の「つながり」と「ばらつき」を考えると、どこかに必ず制約が見つかります。 制約に集中し、解消することが全体最適となります。さらに、集中することで、短期間に結果を出すことができるのです。

 

TOC(制約理論)はイスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士によって開発されました。ハードサイエンス(自然科学)において用いられるCause & Effect Logic(因果関係)を使って、マネジメントの世界に科学的なアプローチを持ち込みました。1980年代の中頃、ビジネス小説として、発表した『ザ・ゴール』は世界中でベストセラーとなり、1,000万人以上の人が読み、現在もベストセラーとして多くの方々に読まれ続けています。

 

ゴールドラットジャパンの「TOCとは」より引用)

 

 

私がTOCを推す理由

私なりの理解でざっくり書けば、

制約つまりボトルネックに集中することで
会社が良くなるよっていうことです(雑あせあせ (飛び散る汗)

 

ボトルネックとは工程で
一番フン詰まっているところ、
そして会社の売上が決まるポイント。

 

TOCとは、その一点に集中することで
最大の成果を上げようということです。

 

 

ただし、私がTOCを推す理由は
ここではありません。

 

私がTOCを推すのは

 

最小の投資で最大の効果を得るための
考え方とテクニックが身につき、
ひとりの力ではなく
みんなで良くなっていくプロセス
TOCにはあるから。

 

①机上の空論でも単なる技術論でもない。
考え方とテクニックで在り方を変えていく
その結果として儲かる

 

②誰かに答えを教えてもらうんじゃない。
自分たちで見つけて変えていく

だから楽しくなる

 

③TOCは科学。つまり再現性がある。

再現性があるということは
正しく取り組めば
必ず成果が出るということです。

 

 

人はそもそも善良である

これはTOCのベースにある考え方の一つ。

 

心底社員を信じ切るのって
社長からすれば怖いですよね。

 

でもよい会社にするには
社員を心から信じ、任せきる、
一緒にやりきる覚悟が必要です。

 

NHKの大河ドラマ『どうする家康』で
老臣が主君に放ったこの言葉が

今年の私のテーマでもあります。

 

家康)信じて裏切られたらどうする・・・

老臣)あぁ、もうそんときはしょうがないw

 

これ、簡単なようで
めちゃくちゃ怖いですよね。

 

信じろって言われても
はいそうですか、とは信じられない。

 

社員を信じ切れるか、
そこで社長自身の在り方が問われます。

 

TOCの取り組みは
社長含めそこで働くみんなの在り方が
問われるきっかけになります。

 

月曜日が楽しみな会社に!

TOCの開発者ゴールドラット博士曰く

モチベーションとコラボレーションがあれば
数字の結果はおのずとついてくる。

なぜなら、組織を動かしているのは人間だから。

 

モチベーションとコラボレーションを良くし
「月曜日が楽しみな会社」を創ることを
日本から学んだ、と博士は言いました。

 

うちの子どもが言うには、
「お父さんは前の仕事と違って
今は活き活きしている」そうです。

 

子どもたちに私の姿がそう映っているとは知らず
めちゃくちゃ嬉しかったです。

 

週明けからの仕事に備えて作業着を洗濯

 

「月曜日が楽しみ」って、
みんなが思えたら素晴らしい。

 

私の周りに「月曜日が楽しみ」な人を
少しづつでも増やしていきたいと思って
私はTOCを伝え続けます。

 

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中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。