観ました?
NHK総合・4/15(土)19時30分~
ドキュメント『シン・仮面ライダー』
~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~
エヴァにゴジラにウルトラマン。
たくさんの「シン」を創り出した庵野秀明監督。
仮面ライダーではアクションシーンの撮影に
強烈なダメ出し。
いろんな見方はあるでしょうが
理解する、言葉で説明するということが
どれだけ大変で大切かを
再認識させられた番組でした。
この番組を思い出したのは
昨日、こんなことがあったから
昨日は会社が終わると同時に急いで帰宅
数か月に一度の定期健診を受診したあと、
薬をもらいに薬局へ。
そこでちょっと胸がざわつくことがありました。
マイナンバーカードって常に携行してますか?
薬局で保険証を出すと
「マイナンバー持ってますか?」と聞かれ、
「はい」と答えると
「じゃあそこの読み取り機で
マイナンバーカード登録お願いします」
ってサラッと言われました。
薬局の窓口、周りに人もいるので
なんとなく急がないといけない雰囲気で、
サッとカードを出して差し込むと
顔認証でエラー
マスクをしているからかとも思いましたが
早くしないと、と思ったので
とっさにパスワードを入力して
これで終わりか、と思ったら
何かの情報連携の了承を求められ・・・
とりあえず「はい」を押したら
「高額医療のなんたら」も出てきて
めちゃくちゃ慌ただしく操作を終え、
ふと周りを見ると黒山の人だかり。
マイナンバーカード提示について
受付の人に説明を求める人がたくさん。
「まだポイントもらってないんですけど・・・」っていう人
「これは必ずやらないといけないのか」と詰め寄る人
「どういう情報を誰に開示するのか」を事細かく聞く人
医療機関の受付の人、こりゃ大変ですね。
私は仕事柄もあるせいか、
マイナンバーカードによる
情報連携についてはほぼ抵抗なし。
でも不安に駆られて受付に
詰め寄る人の気持ちもわかります。
ほんとはじっくり話を聞いてから、
自分なりに納得してから
カードを機器に入れたいですもん。
パスワードを入力するすぐ横に他人がいて
焦って入力して・・・
マイナンバーカードを窓口で
(カウンターのこちら側で)
操作することに無理があるよなぁ。
全国民にマイナンバーを使ってほしいなら
どこでどう操作する、
その情報をどう使うっていう
運用面(医療関係者への配慮も含め)
の説明が今、一番大事ですね。
マイナンバーに限らず
ITシステムの導入で一番難しいのは
実は運用開始時。
どう説明したら理解してもらえるか、
何を気にしているのか、
何を求められているのかを
把握しないと導入、活用は進みません。
国でも企業でも
これは何のため?
どう使う?
万が一の場合は?
っていうのを理解して
使ってもらうことがとっても大切。
パスワードを入れるとき不安になる。
新しく覚えることが増えておっくうになる。
だからこそ、
なぜこれをしないといけないのか
これをするとどうなるのか
明るい未来が見えないと
目の前の暗闇に飛び込めない。
この暗闇に入るとき、
手元を少しでも明るくすること
そして暗闇がパッと開けた先の
明るい未来をイメージさせてあげること
それが私の仕事です。
冒頭の番組。
庵野監督の現場でみんな暗闇の中、
「正解は何だ」とつぶやく
主演俳優の言葉が印象的でした。
そして昨日は、みんな不安なんだということが
よーくわかった、薬局の窓口。
献身的に(もう慣れた?)説明する
職員の人たちが輝いて見えました。
たとえ医療機関の窓口の人の対応が
どれだけたどたどしくても、
くれぐれも問い詰めないようにね。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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ランディングページの制作支援 ITシステムの構築・運用のサポート |
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定休日 | 土日祝 |