vol.721
私の大学時代の友人は
食事の時に必ずぺちゃくちゃと
音を立てる人でした。
彼の食べる時の
口元を見ていると、
咀嚼(そしゃく)するときは
必ず口が開いてました。
そりゃ音も鳴るわ。
一回生の頃から卒業するまで
ずっっっっっと食事のたびに
「もの食べてる時は口を閉じろ!」
と言い続けましたが
その癖はついに治らず。
今でも年に1、2回、
いっしょにご飯食べますが
相変わらずです。
癖って
なかなか
治らないから癖
なんやなぁと改めて
思い出したのがこの記事。
↓
(『PRESIDENT Online』より)
菅首相のある口癖が
国民を不安にしているとのこと。
何だと思います?
そう、これ。
「◯◯したいと思います」
という口癖。
菅首相の答弁や発言には
この「思います」が
たくさん使われているとの指摘。
不要不急の外出などは
控えていただきたいと思います。
皆さんに安心と希望を
お届けしたいと思います。
こういう言い方をする人、
いますよね。
かく言う私もそうでした。
◯◯やと思う、
〇〇したいと思います。
そこには、
やってみるけどできなかったら
勘弁してね、
というニュアンスがあります。
日本人はよく使うそうですが
それにしても菅首相は頻繁に使う。
先の記事にも書いてありますが
「〜だと思います」に続く言葉は
「(違うかも知らんけど)」なんですね。
言い切らないということは、
って受け取られる
ということです。
やり抜きます、と
やり抜きたいと思います、では
真剣度
が全く違う。
いやいや自分は違うねん、
そういう意味で使ってるんやない、
丁寧に言ってるねん、て?
私も昔はそう考えてました。
でもね。
言う側がどんなつもりでも、
肝心なのは
相手がどう受け取るか。
大切なのは
どう伝えたかよりも
どう伝わったか。
我らがブログ師匠、
板坂裕治郎さんも
毎日ブログを書く上での
ポイントの一つとして
言い切れ!
といいます。
ベテランだろうが新人だろうが
お客さんからしたら関係ない。
おまえはプロなんじゃけぇ、
プロなら自信をもって
責任もって言い切れ!
言い切れない自信のなさが
「~と思います」
「~したいと思います」
に現れる。
そういえば昨日のブログでも
触れましたが
↓
菅首相のTwitterには
熱量がない、という指摘。
これも確かにそうですね。
国民を率いていく
リーダーの言葉に
熱がこもってないと、
伝わるもんも伝わりません。
単なる日記や
友達同士の会話なら
熱量が足りなくても
自信がなくてもかまいません。
それで想いが
伝わるかどうかは別ですが。
ブログ仲間や中小製造業の社長さんは
発信することで影響力を発揮する、
社員を守り引っ張っていく
リーダーなんです。
だからこそ、日ごろ
口をついて出る言葉にこそ
気を付けていきたいと思います。
中小製造業専門のIT参謀 村上 郁 (むらかみ かおる) |
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