生産性と社員のモチベーションが
上がる工場の作り方

製造現場に愛はあるんか?~スズキ・メソードに学ぶ人材育成

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朝から何かもめてる?!

 

出勤すると事務所がやたらにぎやかで・・・
そっと聞き耳をたて、なくても
耳に飛び込んでくる言葉を拾っていると

 

「○○を■■へ移動させる」
「いや、それはやめときましょ」
「自分がちゃんと指示しますから」
というやりとりが大音量でなされてました。

 

大音量(大声)なのは
いつものことですが(笑)。

 

IT参謀会話

大阪で表面処理、防食処理工場の
Web&システム&採用&教育
を担当している
村上郁(かおる)です。

会社を、工場を良くしたい
とお考えの皆さんに

中小製造業のリアルな体験から
ヒントを得ていただくために
このブログを書いています。

 

製造業の現場は
作業するメンバーの人数で
その日の生産性がガラッと変わります。

 

 

なので当日急な休みの連絡が入ると
人員配置であーだこーだが始まります。

 

今日もベテランさんが
「○○をこっちへまわす(配置転換する)」
と言うのに対して

 

若手が
「つい先日その現場を○○に
任せたばかりだから
それはやめときましょ。」

 

「いや、○○には無理やろ」
「いえ、私がきちんと○○に指示しますから!」
というやり取りが交わされてました。

 

この若手のなんたる頼もしさ!

 

自分がちゃんと指示を出すから
移動はさせないでおきましょう
と言い切れる責任感と自信。

 

改めてとても頼もしく思いました。

 

製造ってその日の生産数で
能力がすぐにわかるので、

結果だけ見てすぐにダメって判断しがち。

 

生産効率や歩留まりだけを考えれば
配置転換が正解かもしれませんが、

 

現場を変えることが○○さんの
成長の機会を奪っている
ことにもなります。

 

管理部門や管理職の仕事は
日日の生産数や売上の管理
はもちろんですが、

 

それを支える”人”が
成長できる環境を整えること
が大切やなぁと改めて考えました。

 

 

 

今、受講している
指示ゼロ経営マスタープログラム
の中で紹介された書籍がこれ。

 

さっそく電子書籍で購入し、
毎朝の電車の中でスマホで
少しずつ読んでいます。

 

著者の鈴木鎮一氏が提唱する
「才能教育」を実践する
スズキ・メソード音楽教室に
うちの子も通ってましたが、

 

この本を読むと
「あれ、そうだったの?」
「うちの子の先生は
そんなこと言ってたかな・・・」
といろいろ思い返すことがあり。

 

そこは今回は触れませんけども。

 

この本に書かれているのは文字通り
才能は生まれつきではなく環境によるものだ
ということ。

 

環境と教え方によって、
その通りの才能が出来上がるということ。

 

そしてそこには愉しむ雰囲気も根気も
必要だということ。

 

 

 

先の製造現場の例でいえば
環境を作ったばかりで
今、教えてる真っ最中。

 

今日の生産だけを考えて
配置転換を繰り返していると

将来の生産性アップの
芽を摘むことになっていないですか?

 

生産現場を管理する立場の人にぜひ
考えてほしいところはここです。

 

 

 

経営のやり方にも人材育成にも
唯一ぜったいの正解はないですが、

 

『愛に生きる~才能は生まれつきではない~』

は今の私にめっちゃ気づきを与えてくれます。

 

またブログで書きたいと思います。

 

 

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お問い合わせ

中小製造業専門のIT参謀
村上 郁 (むらかみ かおる)
支援内容 ランディングページの制作支援
ITシステムの構築・運用のサポート
活動拠点 奈良県生駒市
営業時間 平日9時~18時
定休日 土日祝

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中小製造業のDX部長

                               
名前村上 郁
住まい奈良県

Profile

17年間IT業界に身を置き
2012年製造業のWeb担当に転身。

2020年から新免鉄工所のDX事業部にて
社内外のDXを推進中。